太白山脈〈第5巻〉歴史の逆流

太白山脈〈第5巻〉歴史の逆流

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  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834250251
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

内容説明

農地改革をめぐる地主と小作人の対立が続く中、地主たちは農地の没収を免れようとさまざまな裏工作を行なっていたが、汚い策を弄した地主が小作人に襲われるという事件が起こった。筏橋(ポルギヨ)に駐屯する戒厳軍司令官沈宰模(シムジエモ)は、事件の公正な処理に努めるが、農民の立場に立ったと見られ、地主たちの罠にはまり、容共主義者の嫌疑をかけられてしまう。一方、教職を辞し筏橋を離れた金範佑(キムボム)は、ソウルで右翼勢力による襲撃事件や独立運動家の暗殺に遭遇、衝撃を受ける。歴史は逆流し始めたのだろうか…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sachiko

1
李承晩政権時代、農地改革と言いながら、相変わらず小作人は貧しいまま、地主に搾取される様子が描かれている。小作人たちは地主に対抗しようとするが、新しく赴任した非道な戒厳軍の司令官によりつぶされていく。農民たちのために山にこもって戦う労働党のメンバーたちの妻や子どもたちも日々の食べ物にも困る悲惨な状況だ。どうしてこんなに悪人ばかりが出てくるのか。読んでいて苦しくなった。2025/07/16

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