内容説明
仏教の「ぶっ」から始める入門講座です。私たちの身近な生活から、仏教の大事なキーワードを読み解く!33のコラムを収載。
目次
私たちは本当に幸せに向かっているのでしょうか?―お釈迦様
どうして人生を苦しいと感じるのでしょう―喜捨
不都合なことが消えると幸せになれるの?―碍
しがみつくからうまくいかない―中道
本当のことがわからないから不安―正見
“縁起でもない”ことなんかない―縁起
さまざまな仏様―仏・菩薩・明王・天
気づいたものの責任―仏と如来
ただ我れ独りにして尊し―唯我独尊
不具合だけ直してもうまくいかない―四聖諦〔ほか〕
著者等紹介
真城義麿[マシロヨシマロ]
1953(昭和28)年、愛媛県生まれ。真宗大谷派四国教区善照寺住職。前大谷中・高等学校長(京都)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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樋口佳之
55
真宗の盛んな地方生まれとしては懐かしい法話でした。はっきりとした言葉になってなくても、ここで語られる精神性は実社会の端々に顔をのぞかせていたなあ。功罪あると思うけど。数値化できる事などほんの一断面にすぎないとかなるほどですが、著者校長先生だったそうで、生徒さんへの進路指導とかどんなお話をされていたのかな。それが全てなのかと問い続ける事、自らの問題として問い続ける事でしょうか。2023/07/04
かず
21
著者は真宗大谷派の宗門学校である大谷中学校、大谷高等学校の校長を長く勤められた教育者。なので、仏教を「仏教のぶっ」から分かり易く説明してくれます。仏教書には長く親しんでいますが、新たな文章に出会えば新たな感想を持つもので、奥深さを感じています。流石、2千年以上の歴史を持つ宗教です。私が深く感じ入った言葉は二つ。まず、「本尊喪失」=本当に尊いことを喪失すること。本当に尊いこととは、私は「和の精神」だと思います。次に「報恩行」。この世の全てを「恩恵」と認識した時点で、人生全てが報恩行となります。そう勤めます。2023/06/28
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