出版社内容情報
独自の「丁稚制度」で家具職人を育てている秋山木工。その人材育成の大本である「親孝行」の教えと、一流となるための心得を説く。
横浜市で注文家具をつくる秋山木工は、富裕層から企業、政府にも顧客を持ち、本物の家具をつくり続けている。そんな秋山木工の秋山社長が人材育成の大本としているのが「親孝行」である。これは、親ばかりではなく、師匠や目上の人やお客さまを敬い、仕事に対する姿勢や生き方を真剣に学ぶことで、一流の職人に成長するという考え方から実践されているものである。また、秋山社長は「親孝行心得二十箇条」を定めており、「親孝行している人ほど、謙虚になれます」「親孝行している人ほど、運がよくなります」「親孝行している人ほど、お客さまに可愛がられます」など、具体的な親孝行の実践方法を説いている。本書で、「親孝行ができれば、技術は後からついてくる。誰でも必ず一流になれる」という人材育成の要諦を明らかにする。
内容説明
親孝行ができれば必ず一流の人間になれる!注文家具業界で最高峰の技術を誇る秋山木工の「人づくり」のメソッド。
目次
第1章 なぜ「親孝行」が、あなたの人生を輝かせるのか(職人に大切なのは、技術よりも人間性;人間性の基礎は「親孝行」で育まれる ほか)
第2章 なぜ「一流の職人」を育てたいのか(職人を育てる「丁稚制度」がもつ力;村一番、貧しかった幼少時代 ほか)
第3章 「親孝行心得二十箇条」のすすめ(人間性を高めるための二十箇条;心得1 親孝行している人ほど、謙虚になれます。 ほか)
第4章 親孝行の力を実感した10人の弟子たち(私にとっての親孝行は、常に成長し続ける姿を見せること;親孝行を初日に学んだ ほか)
第5章 親から子へ贈る言葉(帰省するたび、実家、祖父母の家の刃物を研いでくれます;「仕事が楽しい!」、その言葉よりうれしい親孝行はありません ほか)
著者等紹介
秋山利輝[アキヤマトシテル]
家具職人・秋山木工グループ代表。1943年奈良県生まれ。中学卒業とともに家具職人への道を歩き始め、1971年に有限会社秋山木工を設立。秋山木工の特注家具は、迎賓館や国会議事堂、宮内庁、高級ホテル、一流ブランド店などで使われている。人間性を重視する独自の職人研修制度は、国内はもちろん海外でも注目を集め、メディアからの取材も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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