出版社内容情報
摩訶不思議な色のお話。化学者で鉱物を愛する著者の田中さんが、石や貝、草花から色をつくりながら、大昔の色、そして今の色までをご案内。私たちが便利につかう、色鉛筆や絵の具、マーカー、染料を手にするまで。それは、知られざる化学の歩み、歴史でもありました。*付録一枚絵 特製<幻の色たちポスター>つき。月刊誌から6色追加の豪華版です。ミイラの茶色、毒の緑に宝石の青など全70色。
【目次】
内容説明
宝石の青、花の赤、毒の緑、貝の紫…色の歴史は、化学のあゆみ。小学中級から。
著者等紹介
田中陵二[タナカリョウジ]
1973年、群馬県生まれ。東海大学理学部化学科客員教授。(公益財団法人)相模中央化学研究所主任研究員。群馬大学大学院工学研究科博士後期課程修了。科学技術振興機構研究員などを経て現職。専門は有機・無機ケイ素化学、結晶学および鉱物学。マクロ科学写真の撮影もおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
5
人が美しい色に憧れ、どうにかして色を手に入れたいと切望した歴史がここにあります。望みの色を手に入れるために失敗も重ねながら、経験値を上げてきた。中には毒のあるものまで、色のために使いながら。顔料と染料。色を作り出すだけでは終わらない、その次の表現へのステップ。人間の美の追求への熱量に魅了された。2026/07/01
かはほり
4
著者は鉱物学の専門家のためか鉱物由来の色に重きを置いているように感じた。猛毒の色の話は、美しい色に執心した果ての恐ろしさを感じた。それでも綺麗な色を追い求めてしまうね。顔料や染料の入門の本として大人が読んでも面白い本なので、ちょっと難しいけど『なんで人は青を作ったの?』もお勧め。ところで東京青梅市御嶽神社の国宝赤絲縅大鎧の茜色は、明治時代の補修した部分の色が褪色しているのに、約800年前の当初のものが鮮やかに残っている。あれはどうやって染めたのだろう? 説明を聞いてビックリした。2026/08/01
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
2
『いろいろ色のはじまり』 (たくさんのふしぎ 2023年10月号 田中 陵二 文・写真) 月刊誌にて読了。2026/06/13
hisaos
2
色を出すために人間が何を原料にどんな加工をしていたか、さまざまな伝統的顔料・染料の事例を通して振り返り、現代の機能性色素の話題まで到達する。絵本ではあるが大人でも十分に楽しめる内容。貝紫が日に当たって緑色から赤紫色になるところなどはこの本で初めて見た。2026/05/16
ぷく
1
色の成り立ちや色にまつわるよもやま話。とても興味深く読んだ。2026/07/25
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