出版社内容情報
カタッポとは、片方だけ落とされた手袋のこと。持ち主を探すため、カタッポたちは人知れず、駅の落とし物箱を抜け出しました。彼らは無事に持ち主の元にたどり着くことができるでしょうか? 個性豊かな手袋たちが織りなす、ロードノベルのような物語。仲間たちが一人、また一人と去って行っても、主人公の赤い手袋・レッドは、前を向いて進み続けます。最後にレッドをどんな運命が待ち受けているか、どうぞお楽しみに。
【目次】
内容説明
片方だけ落とされた手袋、「カタッポ」たち。持ち主を探すため、落としもの箱をぬけだした!3,982通の応募原稿から生まれた絵本。
著者等紹介
大原悦子[オオハラエツコ]
1958年、東京都生まれ。1982年から99年まで朝日新聞社で記者として働き、その後フリーランスに。津田塾大学ライティングセンター客員教授
山村浩二[ヤマムラコウジ]
1964年、愛知県生まれ。東京造形大学絵画科卒業。「頭山」がアヌシー、ザグレブをはじめ世界の主要なアニメーション映画祭で6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネート。他に「カフカ 田舎医者」「幾多の北」などで受賞多数。芸術選奨文部科学大臣賞受賞、紫綬褒章受章。米国アカデミー賞会員、東京藝術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
24
〝ここは、駅の落し物箱の中。片方だけ落とされた手袋のカタッポたちが持ち主の現れるのを待ってる…。ある夜のこと、カタッポの一人が、駅長さんの電話を耳にした「明日は、落し物箱の中身を整理する」と、話しているのを聞いてしまう。つまりは、持ち主不明のままの落し物は、焼却処分されてしまうということ…。そこで、カタッポたちは、自分たちで持ち主を探そうと立ち上がるのだった。夜明前、落し物箱を抜け出し、駅を脱出したカタッポたちの運命は⁈…〟カタッポの手袋の涙ぐましい努力に、思わずホロリとなる絵本。2026/03/21
雨巫女。
18
《本屋》私も、昔から、よく手袋の片っ方を失くす。手袋たちに申し訳ない。_(..)_ 2026/01/13
あさみ
17
いつも靴下や手袋のカタッポ無くす子に読み聞かせなきゃ!と思った絵本。駅で「わすれものいれ」に入れられた片方の手袋たち、カタッポ。駅員さんが「わすれものいれ」を片付けると電話で言ってるのを聞いて、カタッポは脱出して持ち主を探すことに。持ち主のところに戻れるとは限らないけど、どこか心温まる物語で良かったです。無くしたらカタッポが悲しむから、ちゃんと無くさないようにしようとお話しました。2026/01/20
Hanna
8
私もとってもお気に入りのミトンを落としてしまって、悲しかったなぁ。カタッポだけにしてごめんね、と思いつつ読んだ。この絵本の世界って、とっても優しい。2026/01/14
遠い日
6
山村浩二さんの絵を求めて。“福音館創立60周年記念「絵本にしたいお話」原稿募集採用作品”というところが新鮮な感じ。落とし物の片方だけの手袋たちが、持ち主を求めたり、新しい生き方を見出したり、捨てられるよりは勇気ある一歩を踏み出すお話。それぞれの決断と結果が、物語の味わいとなる。ストーリーは裏表紙まで繋がって、カタッポたちのお互いの関係も垣間見せておもしろい。やっとハードカバーになって嬉しいです。2026/02/15




