出版社内容情報
1898年のロンドンに降り立った探検家学園の面々。だがその街は、彼らの知るそれとは趣を異にしていた。そこは科学技術が独自の発展をとげた「蒸気の都」。課せられたミッションは「シャーロック・ホームズを探せ」。女学生たちの失踪、殺人現場に現れた霊媒師、ヴィクトリア女王主催の「子どもの祭典」、一見無関係なそれらが、一本の糸でミッションとつながるとき、恐るべき陰謀が姿を現す! 手に汗握る、シリーズ第6弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yumiha
40
学園をやめようと思いながら、「シャーロックホームズを見つける」というミッションで19世紀のロンドンへ向かったコロンたち、という5巻の続き。火蜥蜴(サラマンダー)城に忍び込んだり、巨大な飛行船に乗ったり、テムズ川を高速艇で追いかけたり、某スパイ映画を見ているような派手な展開なんですわ。そして運動能力を高めるスパイン(背骨)を装備したコーラとマリッサのカッコイイ戦いを始めとして、他の仲間たちもそれぞれの能力を大いに発揮するのも読み応えあり。そんな経験をしたコロンの決心は?2025/05/27
さく
11
ロンドン編、これにて完結!やっぱ全然名前覚えられない。誰がどこで何をしているのやら。2025/06/19
遠い日
4
シリーズ6。5巻に続くロンドン編の完結をみる。ホームズを見つけるミッションに絡み、またまた19世紀当時のイギリスの世相が反映される。謎が絡まり、いったいどこに糸口があるのかわからない様相が続き、コロンたちが何に巻き込まれているのか不安になる。展開は早く、アクションシーンの多さにも目を白黒。19世紀イギリスの科学は侮れないと感じる場面も多々。コロンが戦い抜き、必死で喰らい付いていくことで、かえって内心のもやもやが振り払われていったようだ。新たな決意が伺えて安心した。7巻が待ち遠しい。2025/08/11
秋芳
1
前巻から時間が空きすぎて記憶が混乱気味。アクション多めだけど、なんだかドタバタ風味。ともあれイギリス編終了。このシリーズも完結が近そうだけど、すんなりとは終われない雰囲気を感じる。グダグダになるのは嫌だなぁ。2025/06/16
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