出版社内容情報
リンゴが木から落ちる理由。「ああ知ってるよ」とはなりがちですが、はたしてどれだけ納得できているでしょう? じつはリンゴだけでなく月も地球にむかって落ちているのです。この本では「物と重さ」について考えながら、科学のものの見方をひもときます。ピタリな言葉と引力ある絵で、科学の感覚を楽しくまるのみしてみましょう。
著者等紹介
池内了[イケウチサトル]
1944年兵庫県生まれ。京都大学理学部物理学科卒業。同大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。総合研究大学院大学名誉教授。名古屋大学名誉教授。理学博士
スズキコージ[スズキコージ]
1948年静岡県生まれ。物心ついた頃から絵を描き始め、68年に新宿歌舞伎町路上で初個展。絵本、挿絵など、多数の子どもの本の仕事がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
28
「ダイナミックで幻想的な絵」が持ち味というスズキコージ氏のアヴァンギャルドなイラストに捉えられて図書館新刊書コーナーから借り出し楽しむ。「なぜ物に重さがあるか」⇒よくわからない、引力⇒「重さを区別する正体」(ニュートン)、りんごと違って月はなぜ地球におちてこない⇒「すごいスピードで、地球のまわりをグルグルまわっている(から)」。この間、挫折した新書「宇宙の外側はあるか」もこんなところからコツコツと再チャレンジいいかな。2025/06/10
菜の花
1
子ども(小学校高学年~中学生)向けの科学&科学哲学絵本。体重計で重さを測れるのは何故?どうしてりんごは地面に落ちるのに、月は地球に落ちてこないの?というよくある疑問を駆使しつつ、数式に頼らずに説明する本。著者は宇宙物理学の元教授…昔、大学でこの先生の講義を取ったことがあります。科学哲学の本も書かれていますが、本書もただ重さと重力について教えてくれるだけでなく「科学とは」のケーススタディとして取り上げている感があり、実は主題は科学哲学の方かもしれません。子どもが科学について知ってくれたら嬉しいですね。2025/11/29




