出版社内容情報
やまんばのむすめのまゆが、しとしと雨の降る林を、どろはねを上げながら、喜んで歩いていると、動物たちが「ブカブカブーがあらわれた」とおびえて走ってくるのにでくわします。「ブカブカブーってなんだろう」好奇心旺盛なまゆは、林の奥へと進んでいき、赤いとてつもなく大きな怪物がゆらゆらゆれているのに出会います。勇敢なまゆがとびかかり、よじのぼると、なんとブカブカブーは白い煙をはきながらしぼんでいったのです。
内容説明
巨大な赤い怪物ブカブカブーの正体とは?力持ちで好奇心旺盛な女の子・まゆが大活躍!読んであげるなら、5才から。自分で読むなら、小学校初級むき。
著者等紹介
富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年、東京都生まれ。高校在学中より童話を書きはじめた
降矢なな[フリヤナナ]
1961年、東京都生まれ。スロヴァキア共和国ブラチスラヴァ美術大学にて石版画を学ぶ。スロヴァキア共和国在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あおい
17
雨降りの日、まゆがどろんこになって遊んでいると動物たちがあかいぼうしのブカブカブーから逃げてきた。ブカブカブーの正体とは?色鮮やかで楽しい絵本。2025/02/26
ツキノ
17
約23年の時を経て単行本化!うれしい。あかいぼうしのブカブカブーの正体は?やまんばかあさんごじまんのおいしいおいしいきのこごはん。裏表紙の干しきのこも壮観!富安陽子・文 降矢なな・絵 こどものとも2001年12月号 2024年10月発行【8】2025/01/23
こゆ
16
小5に読み聞かせ。子が幼児だった時に、私が大好きだった『やまんばのむすめ まゆ』シリーズの最新刊。相変わらずまゆが可愛いし、降矢ななさんの絵がとても良い…!ブカブカブーの正体も意外なものだった。あの鬼さんともまだ仲良くしてるようで嬉しい。今回もスタイリッシュなサバサバ系のやまんばかあさん。雨上がりに「できるだけ泥はねがあがるように飛び込むんだよ」とは、相変わらず素敵母。こういうダイナミックな遊びもさせてあげたかったけど、現実的には破傷風とか洗濯のこととか考えてしまう悲しい現実…。2025/02/13
ヒラP@ehon.gohon
14
ブカブカブーという不思議な化け物の、正体が解ってしまうと急に話は萎んでしまうのですが、ハラハラドキドキが妙にはぐらかされたような感じで、印象に残る作品です。 まゆはどうして水たまりに飛びこんで、泥んこになってうれしいのでしょう。 それをすすめる母親のやまんばも、発想がユニークです。 常識を逸脱しているから、このお話は面白いのですね。 きのこご飯で丸く収まる、秋にピッタリのお話でした。2024/12/06
ヒラP@ehon.gohon
10
C事業所で読み聞かせしました。2024/11/22