出版社内容情報
なっちゃんは、自分が小さかったころの話を聞くのが大好きです。「うちの ちっちゃかったころの おはなしして」「ええよ」。お母さんはなっちゃんの様子を、面白おかしく語り始めます。子どもたちにとって、幼いころの話を聞くのは嬉しい体験です。そして成長を願い、見守ってくれる人がいたと知ることは、自分自身を大切に思う気持ちにもつながります。ユーモアたっぷりに描かれる、家族のあたたかな物語をお楽しみください。
著者等紹介
鍋田敬子[ナベタケイコ]
1956年、香川県生まれ。九州産業大学芸術学部美術学科卒業。千葉県の小学校教諭を経て、現在はボランティアで子どもとともに、わらべうたや絵本、お話、手遊びなどを楽しんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
246
鍋田敬子 作。おかあさんが、なっちゃん(幼稚園児)が小さかった頃(出生~今)のことを話して聞かせてくれる。ただ、それは大幅にデフォルメと脚色が加えられたものだった。でも、それを聴くなっちゃんは幸せそうだ。語りは大阪弁かなとも思ったが、文末の「よ」が違うなと。著者の経歴を見れば香川県の人だった。納得。どこの言葉であれ、こういうのは方言での語りがよく似合うようだ。2025/01/04
退院した雨巫女。
11
《本屋》小さいって、何か違うんだよなあ。(笑)2024/03/12
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
こどものとも年中向き313号にて読了。 なっちゃんは、自分の小さかった頃のおはなしを聞くのが大好き。お母さんに何度もせがみます。それはなっちゃんが小さな小さな豆粒くらい小さかったというおはなし。2024/12/17
遠い日
6
なっちゃんシリーズ。小さく生まれた末娘を家族みんなが慈しんで育てるようすが、ほほえましく、そして力強い。子どもの成長の逞しさも感じる。小さい小さいなっちゃんが、みんな大好きだったことがよく伝わる。そして、愛されて育ったなっちゃんのまっすぐさが、まぶしい。2024/07/03
しみよ
1
3分 未熟児で産まれた子の話なのかな? おにいちゃんにもご両親にもみんなに大切にされている姿が愛らしい。2025/02/26