出版社内容情報
字を読めるようになっても、「読み聞かせ」をしてもらうのはうれしいもの。たとえば、おやすみ前に5分、短いお話を子どもに読んでみませんか? 『スーホの白い馬』でおなじみの大塚勇三さんが紹介してきたたくさんの昔話から、21話を収録したお話集ができました。「赤ずきん」「小舟にのったロバ」など、どれも面白く読み聞かせにおすすめのラインナップ。各話の扉には昔話の世界への導入になるようなイラストを添えています。
内容説明
自分で字が読めるようになっても、子どもたちはお話を読んでもらうのが大好き!日本の子どもたちに、世界の昔話や創作児童文学を紹介しつづけてきた大塚勇三さん。雑誌や単行本で発表された大塚勇三さんのよりすぐりのお話を一冊にまとめました。グリム童話や北欧の昔話など、読み聞かせタイムにぴったりの20話です。
著者等紹介
大塚勇三[オオツカユウゾウ]
1921年、中国東北地方生まれ。出版社勤務を経て、児童文学作品の翻訳に多く携わる。2018年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
9
『スーホの白い馬』 https://bookmeter.com/books/530619 を再話された大塚勇三さんの短めの童話集。「文字が読めるようになっても、読み聞かせの心地よさを」という意図がくまれています。『 男の子と悪魔 / おいしいおかゆ / ヒツジ飼いの男の子 / 星の銀貨 / ドブレ山地の小ネコ / 麦わらと炭と豆 / おひゃくしょうと悪魔 / お屋敷の七人目の父さん / 小舟にのったロバ / 小びととくつ屋 / 四人のなまけもの / 青いハト / ようきな大工 →2024/04/05
遠い日
4
小ぶりの単行本で、まるで秘密の小函みたいです。世界の昔話を大塚雄三さんが再話したものを、一冊にまとめたもの。よく知っている昔話から初めて読むものまでありました。語り口もいろいろで楽しい。寝る前に子どもたちと少しずつ読むのにぴったり。大人でもわくわくしながら読めますけれどね。2024/03/18