出版社内容情報
自動車や船、飛行機の燃料として、また、ものを作る原料として、石油は現在私たちの暮らしにかかせません。その石油は、どのようにしてできたのでしょうか? 石油の歴史は、恐竜たちが暮らした太古の時代の海で、植物プランクトンが大量発生したことに始まりました。プランクトンの死がいがなぜ石油になったのか? どうして日本ではあまりとれないのか? 「地球がためこんだ太陽エネルギー」石油のなぞにせまります。
内容説明
石油はどのようにしてできたのか?石油のなぞにせまる。
著者等紹介
大河内直彦[オオコウチナオヒコ]
1966年京都市生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。その後、京都大学、北海道大学、米国ウッズホール海洋研究所など流浪の時代を経て海洋研究開発機構へ。現在、海洋機能利用部門部門長を務めている。2022年日本学士院エジンバラ公賞を受賞
山福朱実[ヤマフクアケミ]
北九州出身。1987年頃より絵の仕事をはじめた。2017年に生家の山福印刷工場をアトリエ『樹の実工房』とし、木版画での制作を中心とした装丁・挿画、各種展覧会や、朗読・歌のライブ活動などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
78
読み友様からのご紹介本です📙読んだのに登録漏れ!いつもお世話になっている石油。私が愛用しているワセリンも石油から出来ている。軟膏の基剤として欠かせないワセリン。太古の昔から蓄積されて来た。感想を忘れてしまった😢😢😢せっかく読んだのに~再読します✨✨✨✨2023/09/16
☆よいこ
76
科学絵本。木版画イラストが素晴らしい▽石油は燃料としての働きと、ものの原料としての役割がある。石油は取れる場所によって色、ねばり気、においも違うが、どんな石油も成分のほとんどは油。19世紀半ばにアメリカで油田採掘が始まった。石油は大量の植物プランクトンが海中のよどみに堆積し長い年月を経て変化したもの。石油は太陽エネルギーを閉じ込めたカプセルのようなもの▽石油のでき方がよくわかりました。2023/09/20
あすなろ
71
図書館新刊コーナーにて。様々な意味で凄いと思わされた一冊。石油に対する知識・歴史が自らにこんなにないのか、という点。それから木版画による絵自体とその表現。そして、確かに福音館の月刊誌の絵本化だからこうした体裁となるのだろうが、失礼ながらさして売れない(図書館に収蔵される程度?)であろう、しかも上述の様に然るべきコストがかかって様々な要素ある本書が1,300円という安価で提供されているという事実。僕は書店員時代から本程安価な生涯教育アイテムはないと思っているのであるが、まるでそれを具現化したかの様な一冊。2023/08/26
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
ハードカバー 私たちの生活に欠かせない石油。何が作られているのか、何で出来ているのか詳しく書かれている。資源には限りがある!つい忘れがちだけれど、無くなったらどうする?と問いかけたり、大切に使うことを改めて考えなくてはならない。無くなってからでは遅いことをみんな知っているのに行動にはうつせないんだなぁ、自分も含めて(反省)。2023/10/23
azuno
5
当市図書館の電子ブックで読了。これは素晴らしい。石油ってそういうものなんだ!という感動がある。(自分が浅学非才なだけかもだけど)また電子ブックという媒体は絵本を見るのにむいているのではないか。むろんPCでの話。スマホでは駄目。タブレットは持ってないのでわからないが。美術書とか探してみよう。2024/06/27
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