出版社内容情報
小さなおじいさんとおばあさんは、家探しの旅に出ます。果物をくり抜いて家を作りますが、そのたびに災難が降りかかります。果たして、ふたりが安心できる住まいは見つかるのでしょうか? 甘いジャムが毎日食べられるいちごの家や、たくさんの部屋と階段があるすいかの家。朝日と夕日が楽しめる、眺めの良いりんごの家など、子どもたちがわくわくするような素敵な果物の家が、次々に登場。小さな世界にイメージ膨らむ物語です。
内容説明
いちご、すいか、りんご…。…くだものが家に変身!ふたりにぴったりの家は、一体どこに?読んであげるなら5才から。自分で読むなら小学校初級むき。
著者等紹介
たかおゆうこ[タカオユウコ]
東京都生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。玩具メーカーの企画デザイン室を経て渡米。カリグラフィー、水彩画、銅版画などを学ぶ。埼玉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
72
絵がとても魅力的。小さな小さなおじいさんとおばあさん。くるみの実を家にして住んでいたけれど、ある日突然、この家が壊れてしまった!おじいさんとおばあさんの、新しい家探しの旅が始まります。失敗ばかりで、なかなか良い家が見つからない。ついには思わぬピンチに陥ってしまいますが…。おじいさんとおばあさんがお互いを信頼して、いつでも仲良しなのがいいですね~。2023/03/22
がらくたどん
69
クルミが好き(その2)前作『くるみのなかには』でちいさなドアがついているクルミの中を覗いて「遊びに行きたいな」と思ったら是非こちらへ。大きなクルミの木の下のクルミの家で仲良く暮らしていたおじいさんとおばあさん。なんとまあ雹が降ってきてお家が砕けちゃった。大事な荷物を入れた籠を背負って二人の「お家探し」の旅が始まります♪季節が廻り、お家も巡り。なかなかの大冒険。さてさて、どこに落ち着くのやら。こちらは一つの物語。絵も細かくテキストも少し長いので、お話絵本に少し慣れてからの方が堪能できそう。2023/05/24
yomineko@ヴィタリにゃん
60
くるみのおうちに住むちっちゃな老夫婦。でもひょうが降って来て家が壊れてしまったので家を探す旅に出る。いちごの家、すいかの家、、、でもやっぱり壊れてしまう😢😢😢でも最後に辿り着いた家は?前向きな二人がとても可愛かった😊2023/08/16
ぶんこ
52
おじいさんとおばあさんが仲が良くて読んでいてホカホカ。住んでいたクルミの家が壊れてしまい、新しい家を探しに行きます。荷物が重そう、大変。と思っていたらタンポポの綿毛で空中散歩。苺〜西瓜〜林檎と新しい家が壊れるたびに住み替えて、最後は胡桃の家を新しく作って落ち着きました。災難にあってもめげずに次に進む仲良し夫婦のお話でした。2023/04/01
あたびー
43
がらくたどん様のオススメで、素敵な絵本に出会えました😊雹でくるみのお家を破壊されてしまったちいさいおじいさんとおばあさん。仕方なく家を探しに出かけましたが…いちご、すぐくさるっしょ!?スイカ、すぐくさるっしょ?りんご、窓からの景色は魅力的だけれどもさぁ…という訳で結局…元の住処に戻りましたのさ。やっぱりくるみがいちばんさね。なんか、トラブルがあっても何吹く風で受け流すちいさいおばあさんとおじいさん、いいんだよなあ〜。2023/05/27