出版社内容情報
ふだん使っている水道の水はどこからきてどこへ流れていくのでしょう。山に降った雨が川となり、川の水が取り込まれて浄水場を経て水道管を通り各家庭へと送られてゆきます。台所やお風呂、トイレなどそれぞれの用途で使われた水は下水となり川に戻され海へと流れていきます。海の水はやがて蒸発して雲となり雨になって山に降り注ぎます。水道を通して私たちの暮らしの中で使われている水の流れをわかりやすく描きました。
内容説明
じゃぐちをあけるとみずがでてくるふしぎ。
著者等紹介
百木一朗[モモキイチロウ]
1951年京都市生まれ。京都教育大学特修美術科卒、工業デザインに長年携わる。1980年、奈良県生駒に「一風工房」設立。モノや技術の、人との関わりを描いている。著書に『直す現場』(ビレッジプレス)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
73
科学絵本(かがくのとも絵本)「なんだろう?じめんから みずが ふきだしているよ」地面を掘って水道管の穴を修理する工事がはじまる。すいどうの水はもともとは山の上のほうに降った雨。浄水場でとりこまれ、きれいになって水道管でおくられてくる。家の中のいろいろな蛇口から流れ出てくる。そして、使われて汚れた水は下水管を通って集められ、下水処理場へ行く。川にながされ、海に集まり、蒸発して雨になる▽水の循環がよく分かる。2022年刊2024/11/13
馨
55
絵本。水道のしくみがめちゃわかりやすく書かれていて、勉強になりました。地面の下には相当な本数の水道管が埋まっていて、管理してくれる組織、人がいるからこそ毎日水道ひねっただけで水が出るんだなとありがたく思えました。2025/01/11
chiaki
33
「水はどこから来てどこへ行くの?」と疑問を持ってた次女と読みました。"すいどうの みずは もともとは やまのうえのほうに ふった あめです。"という1文に驚きがあったようです。まちのあちこちを迷路のように枝分かれする水道管、そして下水管に感激してました!やがてまた海へと還り、雲となり雨となる…水の旅、循環をちょっとでも感じてくれてたらいいな。2024/07/11
shiho♪
30
勤務校に入れた絵本。勤務校では3年生になると校外学習で下水道科学館に行きます。事前学習にももってこいな絵本。地下で水道管がどんなふうに張り巡らされているのか、水の循環もよく分かります。蛇口をひねったらすぐに出てくる便利な水だけど、この絵本を通して水の大切さが伝わったらいいな。2023/09/04
ヒラP@ehon.gohon
29
ざっくりと水道と下水道の仕組みを説明した絵本です。 ていねいに説明すると、もっと深みも出てくるのでしょう。 別の切口もあるとは思います。 でも、視覚化することで、日頃お世話になっている水道に関心を持つということで、この簡潔さはとても良いと思います。 自分の家の水道管が、スケルトンで意識できて、不思議な感じがしました。2023/06/02