著者等紹介
小西英子[コニシエイコ]
1958年、京都市生まれ。京都市立芸術大学卒業、同大学院(日本画)修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
246
小西英子・作。主人公の木の人形ピッキのモデルはやはりピノッキオだろうか。もっとも、お話の内容は全く違うのだけれど。後半からはサンタクロース物語に変じるあたりは、いかにもクリスマスもの。しかし、それにしてもピッキが悲壮なまでに家に帰ろうとしていたのに、家ではリナがぐっすり眠っているというのは、また何としたものだろうか。最終ページでこそピッキは報われるが、愛はとかく一方通行なのだろう。それに比べるとサンタクロースの愛はあまねく降り注ぐのである。2024/12/20
mntmt
13
ワクワクしたり、ドキドキしたり、ドラマがありました。2021/11/26
そらこ
10
ピッキはリナの人形。いつもリナといっしょだ。でも、クリスマス・イブの日、お母さんと町に買い物に行ったリナは、ピッキを落とし、気づかずに行ってしまう。ピッキは、家にもどろうと奮闘するが、事故に遭い足がとれてしまう。動けないピッキをみつけたのは。家に帰ろうとするピッキの冒険。はらはらドキドキしながら見守れる。ラストはクリスマスならではの温かいハッピーエンド。読み聞かせ8分ぐらい。 2022/02/04
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
保育所ぱんだ組おはなし会。クリスマスが近いのでこちらの絵本を選書。少し長めのおはなしですが、みんな真剣に聞いてくれました。リナの大切な人形ピッキはいつでも一緒。けれど買い物途中で落ちてしまい、不思議な力でリナの所に返ろうとします。リナが寝ている場面で「あっ泣いてる」と聞こえました。子どもたちは絵をしっかり見ているんですね。2024/12/17
moco
7
【5歳8か月】一人読み。ピッキの健気さにがんばれと応援したくなります。読了後のリナの願い事にジーンときました。サンタさん、いい仕事してますね。2022/12/15