著者等紹介
小島渉[コジマワタル]
1985年、大阪府に生まれる。2013年に東京大学大学院農学生命科学研究科で博士号を取得。その後、日本学術振興会特別研究員(東京大学)、日本学術振興会海外特別研究員(国立台湾師範大学)を経て、現在、山口大学理学部助教。昆虫の生態、行動の進化に関する研究を行っている。現在は特にカブトムシの生態や形態の地域変異に関する研究を進めており、国内外のさまざまな地域へカブトムシを採集しに訪れている
廣野研一[ヒロノケンイチ]
1982年、埼玉県に生まれる。北里大学水産学部水産生物科学科卒業後、東京デザイン専門学校イラストレーション科卒業。現在はフリーのイラストレーターとして、主に生物関係のイラストを描いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
25
我が家にも飼って2ヶ月になるカブトムシのカブくんがいます。出来るだけ長生きしてほしいけど成虫になってからは短い命なのですよね。土の中で生まれて幼虫になり、蛹になって成虫になる。その完全変態の様子が詳しく描かれていました。少し息子には難しい内容ではあったので、途中端折りながら読んでしまいましたが息子は「カブくんもこうやって成虫になったんだよね、すごいね」と言っていました。2021/09/09
にゃんた
18
去年、今年とカブトムシを飼ったけれど、それって成虫をもらって数ヶ月世話していたというだけ。カブトムシがカブトムシになるためには土の中でこういう営みがあったんだと勉強になった。 土の中で暮らす11ヶ月、地上では1、2ヶ月。完全変態するその体。昆虫の命の営みはほんと素晴らしい。絵本という体だけど、大人にも対応する完全なる読み物です!2021/09/02
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
『おすすめ!日本の子どもの本 2022』JBBY選 で紹介されているノンフィクション。 卵が成長し地上に出るまでの11か月間の紹介。とても詳しい、中学年くらいからかな?2023/05/02
しい
3
カブトムシの幼虫を飼育しています。とても詳しく書かれてるので読み応えがありよかったです。2022/05/09
てぃうり
2
幼虫たちが落ち葉の中であのように暮らしているとは!昔飼っていたいた時には何も気づかなかった。飼育箱の中では敵もいないから。彼らの一生のうちのほんの一部を私や子どもに付き合ってくれてありがとうという気持ちになった。2021/08/16