感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
74
「酒呑童子」のお話を、登場人物をみんな野菜にして絵本にしたもの。原作に比べてユーモア多め、野菜たちがそれぞれの特徴を上手く生かしているのが楽しいです。つるたようこさんの絵巻物風の絵も魅力的で、大人でも楽しめます。2023/05/16
yomineko@ヴィタリにゃん
59
他の方のレビューで知ったが、酒吞童子のお話を絵本にしたものだそう。京都弁が完璧✨✨✨はんなり~賀茂茄子~堀川ごぼう~和野菜が全ておいしそう!意地悪門番の八つ頭さえも!京野菜で囚われの身となった娘たちを取り戻せ!!!とばかりに魔法のお酒で退治した🍶絵が鳥獣戯画的な風情があってとても良かった。お話も勿論面白いです😊 2023/09/07
よこたん
56
“「がぶり」おには たけのこに かみつきましたが、たけのこは きていた かわを 「はらり」と ぬぎすてました。「がぶり」「はらり」「がぶり」「はらり」 たけのこは かみつかれるたびに かわを ぬぎすてていきました。” あ〜目に浮かぶ活劇。人に個性があるように、野菜にも持ってうまれた特性がある。アクがきつくて、とっつきにくそうに見えたとしても、この野菜じゃないと務まらないことって、料理でもあるある。京野菜たちそれぞれのいい香りがしてきそう。常々、蒟蒻芋って、一本角の鬼っぽいなと感じていたので、これ嬉しい。2021/03/15
chiaki
42
『酒呑童子』を元にした京野菜たちの鬼退治のおはなし。野菜たちがそれぞれの知恵と特性を活かして、鬼である蒟蒻芋との戦いに挑みます。何より気に入ったのは、京言葉♡つられて地の文も、はんなりと関西弁で読んじゃいました。古風で柔らかなタッチの絵もおはなしと合っててすごく好み。一回読んだら、すぐまたもう一回読みたくなる一冊♡2021/01/30
ヒラP@ehon.gohon
33
酒呑童子ってこんな話だっけとも思いつつ、京都ことばのくすぐったさと京野菜のまろやかさに、何だかまったりと楽しみました。 野菜たちの個性を思いきり生かして、味わいのある昔ばなし。 でも、読み聞かせではなんちゃっての語りになってしまいそうですね。2020/12/08