著者等紹介
石川えりこ[イシカワエリコ]
1955年福岡県嘉麻市生まれ。画家であった祖父の膝の上で絵に囲まれて育つ。広告代理店を経て、イラストレーター、絵本作家に。幼少期の体験をもとに描いた『ボタ山であそんだころ』(福音館書店)は、2015年、第46回講談社出版文化賞絵本賞、2017年、台湾でOpenbook最佳童書を受賞。ブラティスラヴァ絵本原画展にも出展される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒラP@ehon.gohon
34
ジブガキの渋抜きには色々な工夫があると思いますが、ちえちゃんが初めて干し柿にチャレンジします。 しぶがきがあまがきに変わるまでを、ユーモラスに描いています。 ページ数を使っているので、とても詳しくわかりました。2022/11/20
花林糖
19
(図書館本)庭の渋柿木の柿で干柿を作るお話。近くの竹藪で竹を取り竹竿を作り、柿を剥き茹で吊るし、カビができたら酒を浸した布巾で拭き取る。そして甘い干柿に。甘い柿と思って渋柿食べた時の衝撃は悲しすぎます。2019/10/20
バニラ風味
19
待ちにまった「かきとり」。竹の竿を使ってかきを取るのは、なかなか難しい。渋柿は、みんなで皮をむいて、ひもやハンガーにくくりつけます。それを熱湯にくぐらせてから、吊るします。吊るしたかきと夕焼け空は、おんなじ「まっかっか」。微笑ましいです。カビが生えたら、お酒に浸した布巾でカビをとる、とは知りませんでした。柿を収穫し、干し柿に加工して、食べられるまでの子供たちのわくわく感が、伝わってます。みんなで食べると、また、いっそう美味しいんだよね。子どもたちの表情も、とても良いです。2019/10/04
メープル
16
息子と娘に読み聞かせ。二人とも才所は興味なさげだったけど、干し柿作りに興味津々で途中からじっくりお話を聞いてくれました。絵や柿のオレンジの色がお話によく合ってました。2022/09/24
遠い日
15
わたしの田舎も秋になればどこの家の軒下にも、渋柿の渋を抜くための日干しの、柿の暖簾が揺れていた。渋が抜けて甘い干し柿になると、寒さがそろそろやってくる。思い出の中の風景だなぁ。2020/08/18
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