出版社内容情報
ノタコラペタコラ、タコやんがやってきた!
ある日、玄関のドアからヌルリンチョと入ってきたタコのタコやん。「あそびましょ」といわれ、しょうちゃんは仕方なく遊びはじめます。でもタコやんは、8本の足でゲームのコントローラーを操ったり、サッカーでも大活躍。「タコやん、すっげぇ!」。しょうちゃんも友だちもみんなびっくりです。かくれんぼも、伸びたり縮んだりお手の物のタコやんでしたが、そこへ、ガミガミおじさんと狂暴な犬がやってきます。がんばれ、タコやん!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
285
富安陽子・文、南伸坊・絵。主人公はタコやん。「ノタコラ ペタコラ」といったオノマトペと、タコやんの「それほどでも」の繰り返しギャグが信条のお話。なんだか大阪っぽいけれど、作者は東京生まれ。絵は南伸坊独特の丸いもの。タコやんにピッタリだ。線画に彩色だが、タッチはいつもの結構ラフなもの。なんてことのない絵本といえばそうだが、しみじみとした味わいがなくもない。子どもたちにはうけるような気がする。 2025/04/13
yomineko@ヴィタリにゃん
66
ある日、タコやんがしょうちゃんの家に、ノタコラペタコラやって来た(笑)初めは嫌だなぁと思ったけど、ゲームもサッカーもかくれんぼも全部得意!!!で、みんなに褒められて照れつつも仲良しに😊でもお別れの日が来て、ハグ😢そしてまた、ノタコラペタコラ海に帰って行ったタコやん。一体何だったんだろう(笑)うちにも来てほしい🐙2025/01/19
ヒラP@ehon.gohon
37
タコと人間の不思議な関係を描いた作品です。ユーモラスで人情味たっぷりで、のどかな絵本です。まったりした絵もなんだか良い気持ちにさせてくれました。 南伸坊さんの絵本はあまり目にしませんが、他の作品があったら、追っかけてみたいと思います。2020/10/26
わむう
34
富安陽子さんらしい楽しいお話。ある日、突然家に遊びにやってきたタコやん。最初は相手にされないけどゲームをさせればコントローラーを見事に使いこなすし、公園に行けばサッカーのゴールキーパーとして大活躍。そして公園にやってきた意地悪なおじさんもタコやんがやっつけてくれます。夕方になって、また来る約束をして海へと帰っていくタコやんでした。2020/07/16
そらこ
34
しょうちゃんの家に、たこのタコやんが海からノタコラ ペタコラ遊びにきた。タコと遊ぶのは嫌と思ったけれど、タコやんはゲームもサッカーも上手。脱力したゆるーい絵と擬音のきいたユーモラスな文が、のんびりした世界を作り出す。そこにタコやんが生きている。ドアの隙間から入ってくる姿、キーパーになってゴールを守る姿、「それほどでも」と1本の脚で頭をかく姿……動く様子がありありと見え、可笑しくて笑える。登場する男の子たちは、今の等身大の少年たち。だからタコやんと、絶対いい友たちになれるはす。読み聞かせ6-7分。お薦め2019/11/12