感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
37
新着棚で。「くまのコールテンくん」のドン・フリーマンだと思って。息子によるあとがきがあった。フリーマンは、この作品を気に入っていて、ダミーをつくり続けた。生前は出版が見送られたが、死後、最終ダミー版が出版されたそうだ。フリーマンの新作が読めるとは思わなかったので、嬉しい。自由気ままなグッドウィン。とぼけた表情、好き放題な行動が可笑しい。実体験から生まれた話とのこと。ヤギって、面白い(笑)2019/10/30
陽子
28
没後に作品が出版発表されたという、異色作品。「どうして今まで未発表だったのー?」と思うほど楽しいお話。しかも素敵なオチが用意されていた。このヤギさん、実話だったとは驚いた。ヤギのグッドウィンの絵具の楽しみ方は面白い。「えのぐって、こうするためにあるんでしょ?」のヤギの心のつぶやきに思わずほころんでしまった。飼い主のマッグタフさんの「わしは、もとのまんまのおまえがすきだよ」の言葉には作中のフィップさんとともに「こころをうたれた」。読みながらクスッとできる、とってもハッピーな絵本。2019/12/08
ヒラP@ehon.gohon
26
少々雑な感じのする絵本ですが、解説でこの絵本のできた経緯を読んで、とても温かい気持ちになりました。ドン・フリーマンさんにとって忘れられない思い出と、未刊になったままの原稿が形になった絵本なのですね。 いたずら好きのヤギが、引き起こしたドタバタ騒ぎで、飼い主にも絵を描いていた婦人にも、そしてヤギのグッドウィンにもしあわせが訪れました。 絵の具を身体中に付けた姿が、とても愉快でした。2019/11/26
みつばちい
25
一年生の授業で読んだ。やぎのグッドウィンは歯磨きのチューブなどくちゃくちゃ噛むのが大好き。ある日絵を描いていた女の人の絵の具のチューブを噛んでしまい、おまけに絵も絵の具だらけにしてしまう。女の人はカンカン!弁償しろと言われた飼い主さんは、、? グッドウィンが絵の具だらけになって絵を汚す場面では「まずいよ」とドキドキしていた子どもたち。最後に飼い主と女の人が友達になったところではよかったーとみんな喜んでいた。温かみのある絵本でした。2019/11/19
おはなし会 芽ぶっく
22
表紙のカラフルなヤギがグッドウィン。いたずら好きそうな顔(笑)飼い主のマックダフさんは知りませんが、歯磨き粉のチューブやあきかんのラベルを、口に入れてくちゃくちゃするのが大好き。ある日散歩中にスケッチしている女の人の絵の具をくちゃくちゃしようとしたのが大騒動に!【SDGs14 海の豊かさを守ろう(ゴミ)】2020/01/05