出版社内容情報
繊細かつ大胆な筆使いで旅の楽しさを描く、字のない絵本。9巻目の旅の舞台は、スイス。美しい自然と町並みが描かれています。中部ヨーロッパにはじまり、イタリア、イギリス、アメリカ、スペイン、デンマーク、中国、日本と、世界のあちこちを舞台にしてきた「旅の絵本」。9巻目となる今回の舞台は、スイスです。峠をこえて内陸の国、スイスへ入った旅人は、雄大な自然と、美しい町並みのなかを旅していきます。パウル・クレーやカリジェ、セガンティーニなど、安野光雅さんが敬愛するスイスにゆかりの人物にかかわるものも、絵のなかにさりげなく描かれています。
安野光雅[アンノミツマサ]
著・文・その他
内容説明
安野光雅9冊目の『旅の絵本』は、スイス編です。
著者等紹介
安野光雅[アンノミツマサ]
1926年、島根県津和野町に生まれる。1974年、『ABCの本』(福音館書店)、『昔咄きりがみ桃太郎』(岩崎美術社)で芸術選奨文部大臣新人賞。他に、国際アンデルセン賞、菊池寛賞をはじめ、国内外の数多くの賞を受賞。2001年、津和野町に安野光雅美術館が落成。2012年には、文化功労者に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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KAZOO
130
安野さんの「旅の絵本」シリーズの9冊目で今回はスイス編です。私は約40年近く前にスイスに滞在していた頃があり懐かしく感じました。先日もラジオ深夜便で安野さんのお話を聞いていましたが、もう92歳にもなられていたとは驚きです。色合いはほかの旅の絵本と同じようなのですが、昔結構様々な物語を絵の中に織り込んでおられましたが今回はないような気がしました。やはりお年を召されて面倒になったのでしょうか?2018/08/03
アキ
84
先日お亡くなりになられた安野光雅の旅の絵本Ⅸ。スイス編。ミラノからサン・ベルナール峠を越えてスイスに入り、首都ベルンに到る。パウル・クレー・センターやセガンチーニゆかりの村を過ぎてアイガーを望む。槇有恒を思い、ユングフラウからアレッチ氷河を見てマッターホルンを仰ぐ。ウイリアム・テルの像を横目にシュタイン・アム・ラインという小さな町でアロイス・カリジュの壁画を見てライン川を越えてスイスを去るまで。昔訪れたスイスを懐かしく思い出しました。今頃は天国でまた旅を続けておられるのかな。2021/01/24
馨
61
シリーズものの絵本。今回はスイス編。作者がご高齢なのは驚きました。旅に出た気分になれます。2018/07/29
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
39
九冊目のスイス編♪旅人を追いながらページをめくっていく感じが大好き。前より旅人大きくなっていませんか?(私の気のせいかも)外国は行ったことことがなくて絵は想像させてくれる。絵と解説にちょっとした空想があるのも面白いです♪お気に入りの絵はカリジェの壁画の家々。2018/06/16
Tadashi_N
31
行ったことがなくても、何となく懐かしいスイスの風景。旅人を探せ。2021/02/20