出版社内容情報
住民税は滞納、むじんくんにまで手を染めながら、なおも買い続けるシャネル、エルメス、ルイ・ヴィトン。女王様の壮絶な浪費生活
内容説明
このご時世に、この浪費―。住民税は滞納、むじんくんのお世話にまでなりながら、なおも買い続ける、シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトン。女王様の無駄遣い生活は今日も続く。週刊文春激烈コラムがついに一冊に。
目次
私は買い物依存症(身体にやさしい椅子;里緒菜のニセ・オッパイ ほか)
エルメス、阿修羅のごとく(爆運炸裂ペンダント;自分のムスコをくわえる ほか)
パンがなければケーキを!(髪がすぐに乾くブラシ;ティファニーのヨーヨー ほか)
バカは死ぬまで治らない(1万円チョコレートの苦さ;幻の味つきコンドーム ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桜もち
32
フェンディの毛皮のジャケットをお店で試着したらすごく可愛くって、似合ってたのに、家に帰って鏡の前で着てみると、自分が茶色い毛皮を着たマタギにしか見えなくなっててガーン!!で笑った。でも、そういうこと、ある気がする!!やっぱショップの照明の下でショップの鏡で見たら、違うよね。トイレの洗面台の鏡も、なんかキレイに見えるやつないですか、特にデパートのトイレ。2016/01/29
青蓮
23
買い物に纏わる痛快エッセイ。非常に面白かったです。公共料金を滞納してでもブランドもの買い漁る中村さんの姿は正しくショッピングの女王に相応しい。一年間に被服費2000万とか凄すぎる。買い物依存症の怖さもちょっと感じたりして。2014/06/26
しぃたろ@記録の一部が消失:(
14
本書はショッピングに纏わる中村うさぎのエッセイである。その姿は兎に角、痛快!批判の声もある様だが、個人的にはとても面白かった。破天荒ながら、実は真面目な一面も垣間見える。他の作品も読んでみたくなった。2016/08/10
gtn
4
佐藤優氏との対談を読んで著者に興味を持つ。本書で著者は自身の迷走、後悔を披歴するが、かろうじて崩壊はしない。著者の根底に、著者も自覚しない宗教的正義感が存在するからだろう。2017/11/12
まあやん
3
池谷裕二先生との対談本「脳はほんとに悩ましい」でなんて頭のいい人だ、と興味を持った。わ~、頭はいいんだろうけど…、何ともバカバカしく痛快でした。もっと読みたい。2023/02/16