出版社内容情報
青空の綿雲が入道雲になったと思ったら、雷と土砂降りの雨に。ドラマチックな雲の一生を迫力いっぱいに描いた天気観察絵本です。夏休みのある日のことです。朝はまだ曇り空。太陽が高くなるにつれてやがて青空に、そして時間とともに綿雲がうまれました。昼過ぎると綿雲は大きく成長し始め、ついにはむくむくと盛り上がった大きな入道雲となりました。入道雲が近づいてくると、生温かい風が吹き、さらに近づいてくると冷たい風が吹き下ろし、あたりには雷鳴が。そして落雷と土砂降りの雨です。ドラマチックな雲の一生を迫力いっぱいに描いた天気観察絵本です。
野坂勇作[ノサカユウサク]
著・文・その他
根本順吉[ネモトジュンキチ]
監修
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
58
ほぼ正方形の本をたて開きにして読む、空の高い絵本。にゅうどうぐもがどんどん発達していき、ついに雷雨を降らせる。スケールの大きな雲の絵。生きて動いて暴れてその後は凪いでいく。そのすさまじさ、容赦ない激しさ、美しさ。野坂さんの絵が雄弁に語っている。夏らしさ満載の一冊だった。2022/08/23
chiaki
46
夏の空と言えばこれ!入道雲の発生から発達、夕立が過ぎるまでの様子が縦開きでダイナミックに描かれており臨場感たっぷり!大きな会場で読み聞かせをしてもらいましたが、後ろの席までしっかりと見え、この世界観を存分に味わうことができました。人間や建物などの景色は影絵のように描かれているのも、全体の情景を邪魔しなくてとても綺麗。アスファルトに、ないはずの水たまりが写る地鏡(逃げ水)とは、蜃気楼の一種で光の異常屈折現象なのだそう!見てみたいです!入道雲の後ろ姿も!なんだか哀愁あるな。笑 ラストのページが素晴らしいです。2021/07/24
くぅ
35
読友さんのレビューより。ダイナミックで迫力ある〜。私、ひたすら青空と入道雲の絵本かと思ったら、、入道雲といったらそりゃこうなりますよね!!笑(4歳3ヵ月)2021/08/08
たーちゃん
30
シルエットの人物。蝉取りをする子供たちを見て「一緒に蝉取りしようね」と言っていました。今年の夏もこの絵本のように入道雲を沢山見るんだろうなぁ。2021/07/14
りーぶる
28
車の中から外を見るのが大好きな娘。雲もいつも見ていて、何かに見立てています。なのでこの絵本はドンピシャ。じかがみ、って言うんですねー。私は逃げ水、です。それはまだ見たことがないので、見せてあげたい。暑いけど。また絶対借ります。(3歳1か月)2019/08/11
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