出版社内容情報
ポトーン、りんごが木から落ちて、岩の穴のなかにコロコロコロ。コブタは岩の穴のなかに手をのばしました。「もうちょっと……」木登りのできないコブタはりんごが木から落ちてくるのをじっと待ちました。ついにりんごがポトーン、「やったあー!」と、喜んだのもつかの間。リンゴは岩の穴のなかにコロコロコロ。コブタは岩の穴のなかに手をのばしました。「うーん、もうちょっと もうちょっと……」「あっ!」反対にりんごを押してしまいました。そこにサルが通りかかりました。「なに、りんごがころがっちゃったって?よし、おいらにまかせな」……。
きむらゆういち[キムラユウイチ]
著・文・その他
高畠純[タカバタケジュン]
イラスト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
32
遠い方で。やっと落ちてきたリンゴは細い隙間に入り込んでしまった。リンゴを取ろうと、動物たちが悪戦苦闘。いろんな動物がチャレンジするが、難しい。さて、リンゴは取れるのか? としたら、誰が取るのか? 最後まで楽しかった。高畠純さんの絵がピッタリで、楽しさ倍増♪ おはなしライブで使いたい。2020/09/26
陽子
28
木登りできないコブタは、木からりんごが落ちてくるのをひたすら待ったのに、落ちたりんごは穴にハマって取れない。色んな仲間がやってきて手伝ってくれるが、どんどん奥に入ってしまう。最後に登場した救世主。めでたし?のはずの急展開に次ぐ急展開は、最後に笑顔になれる。楽しいお話。2020/08/31
Cinejazz
24
〝お腹の空いた仔ブタが、林檎を見つけました。木登りのできない仔ブタは、林檎が落ちてくるのをじっと待ちました...ついに林檎がポトーン「やったあー❢ 」と喜んだのもつかの間、林檎は岩の穴の奥に転がっていく...「あわわ、しまった❢」岩の穴のなかに手を伸ばした瞬間、反対に林檎を押してしまい穴の奥へ・・・。そこに猿が通りかかり「おいらにまかせな❢」猿が穴のなかに手を伸ばすして、取れたと思った瞬間、林檎はさらに穴の奥へ…〟次々現れる助っ人たち。だれが林檎を穴から取り出せたのか?終わりよければ、ハッピ-の含蓄絵本。2025/01/05
anne@灯れ松明の火
23
放課後デイにいいなと思い選んでいたら、相棒が選んできたものが、最近私が前座で読んだものだったので、こちらを相棒に読んでもらった。タイトルから、笑ってもらえた(笑) 表紙から想像してもらえると思うが、ほそ~い穴の中のリンゴを取ろうとするブタくんが、かえって奥に押し込んでしまう。もうちょっともうちょっとと思いながら、どんど押し込んでしまう繰り返しが愉快。高畠純さんの絵が楽しさを倍増!2021/05/19
しぃ
23
繰り返していくたびに面白さが増していきます。高畠さんの描く動物たちの表情が可笑しくて楽しい。2018/07/07