出版社内容情報
ままごと遊びで、なぞの子どもと出会います
「だるまちゃん」シリーズの最新刊です。今回のだるまちゃんのお相手は「かまどんちゃん」。かまどんちゃんは、いつも隅っこのほうで草や花を使って、おいしいままごと料理を作ってくれる、静かな女の子です。ある日、だるまちゃんが女の子たちとままごと遊びをしていると、どこからかこげたにおいがしてきました。見まわすと、近くの家からけむりが出ています。だるまちゃんはかまどんちゃんと一緒に、火元を消そうと奮闘します。
読んであげるなら
4才から
自分で読むなら
小学低学年から
内容説明
だるまちゃんが、となりの町へあそびにいったとき、女の子たちがままごとあそびをしていました。とても楽しそうだったので一緒にあそんでいると、こげたにおいがしてきてきて…。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
73
東日本大震災への鎮魂と慰霊、そして原発事故への警鐘の念を込めて描かれた絵本だそうだ。東北地方のカマド神が子供になってやってくる。だるまちゃんたちと友達になって楽しく遊ぶ。神様は、心優しい子供たちの中に溶け込むんだな。2022/08/22
gtn
41
「たべてくなんしょ」と会津弁を使うかまどんちゃん。舞台の「みやぎどおり」が仮に宮城県であるならば、かまどんちゃんは流浪の民という想像も成り立つ。おそらく公衆も苦手で、皆が騒ぎ出したとたん、山の住処へ緊急避難したのではないか。だるまちゃんが全くの擬人化であるのに対し、かまどんちゃんが、外見上は普通の少年に見えるところも、それを裏付ける。 2021/05/05
みっくす
37
かこさんの新作。2歳次男と読みました。かまどんちゃん、勇敢なとても愛らしい男の子。かこさんもかつておままごとで女子に鍛えられたことがあるそうで、あとがきを見てニヤニヤしちゃいました。かこさん、心温まる楽しいお話をありがとうございます^^2018/05/06
たーちゃん
30
どこからともなくおままごとに現れて美味しい(美味しそうな)ご飯を作ってくれるかまどんちゃん。息子は煙もくもくの場面で、必死にふーふー息を吹きかけて消そうとしていました。2021/06/16
はるごん
27
1歳11ヶ月。息子のだるまちゃんデビューはこちらの絵本に。長いし内容は難しいかもしれない。でもじーっと絵を見て読み終わったらぐっすり。私も だるまちゃんの絵本は初めて。ずっと読みたくてやっと読めた。他のシリーズも読みたい。2019/03/24