出版社内容情報
長く栄えてきた塩田の跡地で一回だけ行われた大運動会の思い出と、古代からの塩作りの発展史とを重ね合わせたユニークな絵本。山口県防府市の瀬戸内海に面した一帯には江戸時代に大規模な塩田が開かれ、第二次世界大戦後までさかんに製塩業が営まれていました。政府の方針により塩田が廃業と決まったとき、その跡地で町をあげての大運動会が開かれたのです。懐かしい昔ふうの運動会の思い出と、日本での古代からの製塩史とを重ね合わせて展開する、ユニークな絵本。自身、小四で徒競走、地域対抗リレー、騎馬戦に参加した画家が生き生きと絵筆をふるいます。
那須正幹[ナスマサモト]
那須正幹 著者・那須正幹さんは広島県出身。なんといっても“ズッコケ三人組”のシリーズが有名です。その続編“ズッコケ中年/熟年三人組”シリーズが2015年に完結。ほかにも多くの作品がありますが、その領域は戦争児童文学『八月の髪かざり』(佼正出版社)や、『さぎ師たちの空』(ポプラ社)のようなピカレスク・ロマンにまで及んでいます。“ヒロシマ”三部作で、第52回日本児童文学者協会賞を受賞。福音館書店からは、“ものがたりの遊歩道”シリーズ中の『怪盗ブラックの宝物』のほか、西村繁男さんとのコンビで大型絵本『ぼくらの地図旅行』『絵で読む広島の原爆』を刊行。自由律句の詠み手としても活躍しています。山口県防府市在住。
田頭よしたか[タガシラヨシタカ]
田頭よしたか 画家・田頭よしたかさんは、防府市出身。武蔵野美術大学油絵科を卒業、デザイン会社勤務ののち絵本作家・画家として活躍しています。作品として、絵本の絵には『まほうのすきな王さま』(チャイルド本社)、『もりのせんたくやさん』(フレーベル館)、『おたまじゃくしは……』(ひさかたチャイルド)など。物語の挿絵には、那須正幹さん作の2冊『あの日、指きり』(草炎社)『へんてこりんでステキなあいつ』(角川学芸出版)などがあります。福音館書店での仕事は、那須さんとコンビを組んだ『怪盗ブラックの宝物』に続く2冊めとなります。東京都在住。
感想・レビュー
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亮さん
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