出版社内容情報
ひよこさんがひとりでお出かけ。だんだん暗くなって、葉っぱの布団で寝ていたら、何だかとってもあったかい。あっ、お母さんだ!ひよこさんがひとりでお出かけです。だんだん暗くなってきて、星まで出てきました。「くらくて もう あるけないよ」。ひよこさんは、葉っぱを1枚かぶって眠ります。ぐうぐうぐう。すると、だれかがやってきました。「なんだか とっても あったかい」。ひよこさんが目をさますと、「あれ、おかあさんだ」。ひよこさんは、お母さんの羽に包まれていました。ひよこさんとお母さんは一緒におうちに帰ります。
征矢清[ソヤキヨシ]
征矢清 1935?2008年。長野県に生まれる。早稲田大学第二文学部露文科卒業。絵本に『はっぱのおうち』『おおきくなりたい こりすの もぐ』、童話に『やまぐにほいくえん』(以上、福音館書店)『かおるのたからもの』(あかね書房)『ガラスのうま』(偕成社・新美南吉児童文学賞、野間児童文芸賞)などがある。
林明子[ハヤシアキコ]
林明子 1945年、東京に生まれる。横浜国立大学教育学部美術科卒業。絵本に『こんとあき』『はじめてのおつかい』『おでかけのまえに』『でてこい でてこい』『きょうはなんのひ?』『おふろだいすき』『はっぱのおうち』『ぼくのぱん わたしのぱん』「くつくつあるけのほん」全4冊(以上、福音館書店)などがある。長野県在住。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
41
【大人こそ絵本を】夕方から夜にかけの青のグラデーションが美しい。その影響?で迷子のひょこさんに悲壮感は感じられません。最後に現れた母鳥が鳳凰のように見えた。母は神々しいです。2018/07/14
りーぶる
31
夕方近いのに出かけちゃうひよこさん。夜迎えに来たお母さんは、ちゃんと夜に紛れた色彩なのにひよこさんは黄色が際立ってる。夜は黄色が良いってそういえば聞いたなー、とどうでも良いことを思い出す。娘もおかあさんが迎えに来る所で私を指差して大はしゃぎ。私はニワトリじゃないけど、まぁお母さんだし・・・半分正解ってことで。(1歳8ヶ月)2018/03/23
たーちゃん
23
一匹で歩いているひよこさん。「迷子になっちゃったのかなぁ?」と心配する息子。最後はハッピーエンド。良かったね。2020/12/11
ゆき
23
いつもの林さんの絵とはちょっと違ってますが、ひよこがとても可愛くて文字は少ないですが、ほっと温かい気持ちになりました。2017/09/29
しぃ
22
林明子さんの絵が素敵。話はよくあるシンプルなストーリーだけど、絵が良いので心ほんわり温まります。2020/08/16