出版社内容情報
てんぐちゃんの持っているものをなんでも欲しがるだるまちゃんの物語を親しみやすい絵で語ります。ロングセラー絵本の大型化。だるまちゃんがてんぐちゃんと出会い、うちわとか烏帽子とか、てんぐちゃんの持っているものをなんでも欲しくなります。大きなだるまどんが見せてくれるものは、どれもちょっと違うので、だるまちゃんは機転を利かして同じような形のものを思いつきます。しかし、てんぐちゃんの長い鼻だけはどうしようもありません。そこで、だるまどんが、はじめは鼻と花を勘違いしますが、最後にはお餅で立派な鼻を作ってくれました。
加古里子[カコサトシ]
加古里子 1926年、福井県生まれ。東京大学工学部卒業後、民間企業の研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事する。作品に「だるまちゃん」シリーズ、『かわ』『ゆきのひ』『とこちゃんは どこ』『マリョーシカちゃん』『はははのはなし』『あなたのいえ わたしのいえ』『海』『地球』『宇宙』『人間』『絵巻じたて ひろがるえほん かわ』(以上福音館書店)「からすのパンやさん」シリーズ(偕成社)など600冊にのぼる児童書のほか、『加古里子 絵本への道』(福音館書店)『伝承遊び考』(全4巻・小峰書店)など著書多数。福井県越前市に「かこさとし ふるさと絵本館 ?(らく)」がある。工学博士。技術士。神奈川県在住。