出版社内容情報
秋の終わり、偶然見つけた素敵な洋館に、2ヵ月間下宿することになった爽子。開かれた扉の先に待っていたのは・・・・・・。双眼鏡の中に、その家はふいにあらわれた。十一月荘――偶然見つけた素敵な洋館で、爽子は2ヵ月間下宿生活を送ることになる。十一月荘をとりまく、個性的ながらもあたたかい大人たち、年下のルミちゃんとのふれあい、耿介への淡い恋心・・・・・・そして現実とシンクロする、もうひとつの秘密の物語。「迷うようなことがあっても、それが十一月なら前に進むの」。十一月の扉を開いた爽子を待ち受けていたのは・・・・・・
高楼方子[タカドノホウコ]
高楼方子 函館市に生まれる。『へんてこもりにいこうよ』(偕成社)『いたずらおばあさん』(フレーベル館)で路傍の石幼少年文学賞、『キロコちゃんとみどりのくつ』(あかね書房)で児童福祉文化賞、『おともださにナリマ小』(フレーベル館)『十一月の扉』(受賞当時リブリオ出版)で産経児童出版文化賞、『わたしたちの帽子』(フレーベル館)で赤い鳥文学賞・小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に『まあちゃんのながいかみ』(福音館書店)「つんつくせんせい」」のシリーズ(フレーベル館)など、幼年童話に『みどりいろのたね』(福音館書店)、低・中学年向きの作品に、『ねこが見た話』『おーばあちゃんはきらきら』(福音館書店)「へんてこもり」のシリーズ(偕成社)『紳士とオバケ氏』(フレーベル館)『ニレの木広場のモモモ館』(ポプラ社)など、高学年向きの作品に、『ココの詩』『十一月の扉』『緑の模様画』(以上福音館書店)、『リリコは眠れない』(あかね書房)など、翻訳に『小公女』(福音館書店)、エッセイに幼いころの記憶を綴った『記憶の小瓶』(クレヨンハウス)、『老嬢物語』(偕成社)がある。札幌市在住。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
ゆりあす62
アルピニア
anne@灯れ松明の火
森の三時