出版社内容情報
王の夢に現れた「銀の木が生え、銀の花が咲き、銀の実がなり、銀の雄鶏が三度鳴く」という不思議な世界を探しに、王子が旅立ちます。ある日、王がふしぎな夢をみます。それは、地面がぱっくり割れると美しい銀の木が生え、銀の花が咲き、銀の実がなり、木の頂で銀の雄鶏が三度鳴くという夢でした。王の命令で三人の王子は夢を探しに旅立ちますが、末の王子だけがジャングルの洞窟にたどりつき、光り輝く白の乙女、金の乙女、銀の乙女と出会います。そして、勇気を持って乙女たちに剣を振り下ろした瞬間、死とともに地面から生えてきたのが、あの「ふしぎな銀の木」なのでした。
シビル・ウェッタシンハ[ウェッタシンハシビル]
シビル・ウェッタシンハ 1928年、スリランカ南部の古都ゴール郊外に生まれる。6歳のとき、コロンボに移住。その後、独学で本の挿絵を描くようになる。17歳のころから地元の新聞社で働きはじめ、子ども向けの記事やコラムをイラスト入りで執筆。同時に次々と作品を発表していく。それらの多くは、スリランカにおける絵本のイラストレーションに大きな影響を与えている。絵本には、『かさどろぼう』(徳間書店)、『きつねのホイティ』『ねこのくにのおきゃくさま』『ポッダとポッディ』(以上福音館書店)など。また、自伝に『わたしのなかの子ども』(福音館書店)がある。
松岡享子[マツオカキョウコ]
松岡享子 1935年、神戸に生まれる。神戸女学院大学英文科、慶應義塾大学図書館学科を卒業後、渡米。ウエスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学び、ボルチモア市の公共図書館に勤めた。帰国後、大阪市立中央図書館小中学生室に勤務。その後、自宅で家庭文庫を開き、子どもたちに接しながら児童文学の研究、翻訳、創作に従事。1974年、石井桃子氏らと財団法人東京子ども図書館(現在、公益財団法人)を設立し、理事長に就任。創作に、『おふろだいすき』『それ ほんとう?』など。翻訳には、『きつねのホイティ』『ねこのくにのおきゃくさま』『番ねずみのヤカちゃん』「パディントンの本」シリーズ(以上福音館書店)、『がんばれヘンリーくん』(学習研究社)などがある。
市川雅子[イチカワマサコ]
市川雅子 九州大学文学部国語学国文学科卒。現在、公共図書館、公共小学校司書。著作に『かがく縁日と本読み隊』(東京書籍)、『りかぼん 授業で使える理科の本』(少年写真新聞社)がある。科学読物研究会運営委員。
著者等紹介
ウェッタシンハ,シビル[ウェッタシンハ,シビル] [Wettasinghe,Sybil]
1928年、スリランカ南部の街ゴール郊外に生まれる。6歳のとき、教育を受けるため、両親とともにコロンボに移り住む。その後、独学で絵を学び、本などに挿絵を描くようになる。17歳のときには、地元の新聞社で働きはじめ、子ども向けの記事やコラムをイラスト入りで執筆し、同時に次々と作品を発表
松岡享子[マツオカキョウコ]
1935年、神戸市に生まれる。神戸女学院大学英文科、慶應義塾大学図書館学科を卒業後、渡米。ウエスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学び、ボルチモア市の公共図書館に勤めた。帰国後、大阪市立中央図書館小中学生室に勤務。その後、自宅で家庭文庫を開き、子どもたちに接しながら児童文学の研究、翻訳、創作に従事。1974年、石井桃子氏らと財団法人東京子ども図書館(現在、公益財団法人)を設立し、理事長に就任
市川雅子[イチカワマサコ]
1955年、福岡市に生まれる。九州大学文学部国語学国文学科卒業。現在、東京都豊島区立図書館の児童書担当司書、区立小学校の学校司書として勤務。科学読物研究会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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