- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 創作絵本
- > 民話・神話・古典絵本
出版社内容情報
母さんの留守にやってきた山姥にだまされ、三人の兄弟は家の扉を開けてしまいます。どうにかして山姥から逃げようとしますが……。
母さんが町へ買い物に出かけ、家で三兄弟が留守番をしていると、戸を叩くものがありました。それは、母さんを名乗った山姥でした。なんども母さんのふりをしてやって来る山姥に、ついにだまされ、三兄弟は家の戸を開けてしまいます。どうにかして山姥から逃げようと、兄弟は木によじ登り隠れますが、山姥に見つかり、追いつかれそうになります。逃げ場のない兄弟が天のかみさまに助けをお願いすると……。
【著者紹介】
津谷タズ子(つや たずこ) 1941年、山形県生まれ。幼い頃に聞いた昔話を、さまざまな場所で子どもたちに語る活動を行う。絵本に『月の光でさらさっしゃい』『まめっこひろってポンポンポポーン』(以上、童心社)『きりのきむらへおよめいり』(佼成出版社)『やまのなかまになかまいり』(PHP研究所)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
どこかで読んでる気がします…。山形の民話。おおかみと7ひきのこやぎ的な、やまなしもぎ的な、おはなしです。ハッピーエンドですが、それまでのはなしがなかなか怖いです。2020/12/14
ヒラP@ehon.gohon
10
おおかみとこやぎたちの童話にどこか似ているお話です。 留守番している三人兄弟の用心深さに、なんとか騙そうとするやまんばの姿が滑稽にも思えるのですが、梶山さんの絵の影響でしょうか。 やまんばにつかまってしまってからの展開はハラハラどきどきですが、ここからは耳なれないタイトル「天のかみさま金んつなください」の出番。 知っている昔話との共通点がありながら、新鮮さのある不思議なお話でした。2016/05/27
いっちゃん
9
日本版7匹の子やぎ。やまんばってなんやろね。昔話によく出てくるけど、もとは、単に怖いばあちゃんなんかな。2016/09/28
頼ちゃん
6
「オオカミと7匹のこやぎ」みたいとおもっていたら「やまなしもぎ」みたいになってきた。梶山さんの絵なので「さんまいのおふだ」の山姥に見えるし。2021/11/29
紅生姜
2
これはきっと絵によってはものすごく怖い絵本になるだろう。でも梶山さんの絵のおかげでちょっとユーモラスに読むことができると思う。やまんばが木をよじ登ってくるところなんかは、目をつぶってしまうくらいハラハラドキドキして、最高に面白いが、子どもには怖いだろうな。2017/01/14