著者等紹介
広野多珂子[ヒロノタカコ]
1947年、愛知県に生まれる。スペインのシルクロ・デ・ベーリャス・アルテスで美術を学ぶ。帰国後、児童書の世界に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鴨ミール
31
細かく書き込まれた絵に驚きます。カバー見返しに作者の言葉がありました。「オランダの運河をイメージして絵巻物風に書いてみました。(中略)わたしの心のなかの『桃源郷』の風景だからです。」実際にはおなじ町並みはなく、作者の心の中の風景を書いたそうです。力作です。2024/01/29
ヒラP@ehon.gohon
16
オランダは運河の国で、花の国だと思うのですが、その情景がうっとりするような絵で描かれています。 市場へ花を運ぶのは船。 途中の風景がとてもきれいでした。 釣り銭を届けるために小舟をこぐピーテルですが、物語もとても素敵だと思いました。2016/09/11
biba
15
絵の感じが好きで、借りました。想像が膨らむ素敵な絵本でした。優しい絵が気に入ったので、他の絵本も読んでみたくなりました。2016/10/26
遠い日
14
広野多珂子さんの絵を求めて。裏表紙見返しソデの著者近影にて、広野さんのお顔を拝見できるのも嬉しい。また、あとがきめいたことばにあるとおり、“絵巻物風”の展開もとっても楽しい。子犬(に見える)のルロフの突然の出現には、広野さんの遊び心が覗く。はらはらするエピソードに、どうなることやらと心配を重ねたが、ハッピーエンドにひと安心。描かれるオランダの運河沿いの風景は美しく、わたしもいっしょに船に揺られる気分で花市場へ。楽しそうに人々が笑う花市場の風景がまた、すてき!2015/09/22
mntmt
14
ほとんどのページが見開きで、オランダの運河沿いの風景が楽しめます。丁寧に描かれていた。2015/08/29