たくさんのふしぎ傑作集<br> わたしが外人だったころ

個数:

たくさんのふしぎ傑作集
わたしが外人だったころ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年10月01日 16時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B5判/ページ数 40p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784834081688
  • NDC分類 K289
  • Cコード C8710

出版社内容情報

戦時中アメリカにいても日本にいても、自分を外人だと感じた著者。ただ、その頼りない気分が、今の自分を支えているという。そう、本当はだれも外人なのではないだろうか。

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年、東京に生まれる。15歳で渡米、ハーバード大学卒業後、戦時交換船で帰国。哲学者

佐々木マキ[ササキマキ]
1946年、神戸市に生まれる。マンガ家、絵本作家、イラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

99
アメリカという国は、違う所から来た人たちがお互いに約束をして、その約束を守って国を動かすことを理想としている。ただ、そこに原住民と奴隷でモノとして扱われたアフリカからの黒人が含まれていなかったことが、今もアメリカの大問題として残っています。私は、アメリカにいる時外人でした。戦争中の日本に戻ると日本人を外人と感じて毎日を過ごしました。自分の底に向かって降りてゆくと今も私は外人です。地球の人口は72億人。日本国民の人口は1億2千万人。日本本位で考えず、地球に住む人々として考えるべきではないでしょうか。2022/04/02

☆よいこ

83
分類289。哲学者の鶴見俊輔さんの自伝絵本。15歳で渡米し、大学で学んでいた時期に戦争が始まった。FBIに捕まり移民局付属の留置場内で卒論を書きハーバード大学を卒業した。その後「日本が戦争に負ける時、負ける国にいたい」と思い、交換船で日本に帰国する。徴兵され翻訳の仕事で従軍したが、生き残った著者はどうして自分が生き残ったのか理由がわからない。その頼りない気持ちが今でも自分を支えていると語る。「日本人本位に考えるのでは、わたしたちは地球上に住みにくくなります」▽佐々木マキさんのイラストがいい。2015年刊2024/09/20

♪みどりpiyopiyo♪

76
米国で育ち、米国の大学生だった時に日米開戦を迎えた日本人が、当時の体験を淡々と語る静かな絵本です。■戦争って、こうして始まり、こうして進み、こうして終わるけど、個人の心の中では いつまでもいつまでも 区切りが付かないものなんだなー。■絵は佐々木マキさん。淡く柔らかな水彩で描く心象風景は、現実味が遠く遠く、著者の心許なさを映すようで胸に迫ります。(初出 1995年 月刊たくさんのふしぎ)2017/07/08

yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗

58
読み友様からのご紹介本です📚米国では英語が話せないと、考える力すらないと考えられていた。私は、米国では日本人だった。そう、外人だった・・・考えさせられる作品でした。2025/08/23

ぶんこ

51
著者が若くしてアメリカに渡りボストン大学を卒業。その間に開戦し収容されて、収容先のトイレで卒論を描いたという意志の強さに感服。交換船で帰国後徴兵されるが闘病中に敗戦。敵国のアメリカを憎むことはないし、自分は日本でも外人なのかと悩むのが切ない。今の時代「外人」ではなく「外国人」と言うのが正しいらしい。外人と外国人とで私の中での差別はない。自分自身も他国の人から外人と呼ばれようが外国人と呼ばれようが何の変わりもない。「私は外人」と悩む著者はさすが哲学者なのでしょう。2019/07/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9708987
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品