感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
64
昭和30年代。北海道の牧場で暮らす家族の物語。当時の暮らしぶりが丁寧に描かれ郷愁を誘う。やや粗削りな文章だけれど素朴な味わい。主人公の朝子は小学５年生。母親が大好きな朝子だが、勝気な母は封建的な義父と反りが合わず、家を出て行ってしまう…。慎ましくも人と人が密接に繋がっていた時代、人々は日々を懸命に生きていた。少女の目に映る市井の人たちの姿が強く印象に残る。2019/09/07
おっとわた
0
文章および絵、ともに素敵な本です。2012/10/26
