夏の朝

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夏の朝

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834081015
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

忘れないで。とてもたいせつなことなの。取り壊されるのを待つばかりとなった祖父が暮らした家。庭の蓮が花開くとき、時間を越え、少女はいつかの夏へと旅をする。第16回児童文学ファンタジー大賞佳作受賞作!

著者等紹介

本田昌子[ホンダマサコ]
1959年、山口県生まれ。山口大学文理学部理学科化学専攻卒業。子どもたちに手描きの絵本を作ることから始め、児童文学を志すようになる。『未完成ライラック』(岩崎書店)で福島正実記念SF童話賞、『朝がくるまで』(「万里子へ」を改題)(講談社)で講談社児童文学新人賞(ともに佳作)を受賞。マレーシア在住を経たのち、「スコールでダンス」で児童文学ファンタジー大賞奨励賞、『夏の朝』で同佳作を受賞

木村彩子[キムラサイコ]
1979年、東京都生まれ。2003年東京造形大学絵画科を卒業。翌年同大学絵画研究科を修了。現在は川崎市に制作の拠点を置き、作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nico🐬波待ち中

105
梅雨明けの少し前から真夏へと向かう季節に咲く蓮の花は、四日の命といわれる儚い花。その潔い生き様に見る者は毎夏のように魅せられる。毎夏変わらぬ色鮮やかな紅色の花と甘い香りは、遠い夏の記憶を呼び起こす。今は亡き祖父の庭で、蓮の蕾の中に隠れる"想い"を受け取った中学2年生の莉子。それは自分のルーツを遡る時空を超えた旅だった。言葉数は少ないけれど、じわりと伝わる祖父の優しさが胸に染み入る。声には出さないけれどいつでも莉子を想い見守っている。莉子に向けられる祖父の穏やかな眼差しに、温もりを感じる心地よい物語だった。2020/10/17

mocha

98
蓮の蕾の中には「想い」が入っている。早朝、蕾が開くときに居合わせた人は、その想いを受け取ることができる。亡き祖父の庭で、不思議な体験をする莉子。一緒に祖父の人生を垣間見ながらその時代時代の風景や気配が感じられ、清々しい読後感だ。挿画や装丁も美しくて、とても佇まいの良い本だと思う。2016/07/11

♪みどりpiyopiyo♪

85
「蓮のつぼみには、何が入っていると思う?」甘く 優しく 美しく、懐かしくて瑞々しい 素敵なお話でした♪ ■早朝の静けさ、蓮の花の甘い香り、薄青い朝靄、花の紅色、葉の緑色… ■「生まれたての甘い吐息は、大輪の花からにおいたつ香りよりもやわらかで、果物に似たほのかな酸味を含んでいた。」少女の瑞々しさ、想い、憧れ、揺らぎ。■絵の淡い色合いもあり、ふわふわと不思議な心地で 主人公の少女と共に行ったり来たり。優しい気持ちになりました。これからは 蓮の花を見るたび、やわらかな優しい気持ちになりそうです(ღ′◡‵)2016/07/21

ままこ

81
優しさに包まれた清々しい不思議な物語。描写が瑞々しく鮮やかに情景が浮かんでくる。色んな『想い』をふんわり包み込む蓮の花。開花とともに空へ飛び立つ。受け取ってもらえるまで何度でも繰り返すという。『想い』が時空を超えて繋がったその行先では切なさを含みながらじんわり温かい気持ちが広がっていきました。装丁の淡くヴェールがかかった一面に咲く蓮の花。美しく幻想的。私もさわやかな甘い香りが立ちのぼる蓮の蕾が開く瞬間を見てみたい。“ぽん”って音がするのかな。2018/07/12

chantal(シャンタール)

80
祖父の一周忌のため、亡き母の実家を訪れた莉子。庭には蓮池があり、夏の陽を浴びて花が咲き誇っている。朝花開く蓮の花、開く時にはポンと音がするらしい。その音を聞こうと広縁で開花を待つ莉子の不思議な体験。児童文学だが、装丁の美しさにため息が出る。莉子と祖父との絆は蓮が結んだのだろうか。夏の陽に煌めく美しい薄紅色の蓮の花。この夏、杭州西湖で見た蓮の花の美しさを思い出し、涙が出そうになる。装丁をいつまでも眺めていたい優しい物語。2021/10/30

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