たくさんのふしぎ傑作集
大草原のノネコ母さん

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 39p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784834080810
  • NDC分類 K489
  • Cコード C8745

著者等紹介

伊澤雅子[イザワマサコ]
1954年、福岡県生まれ。九州大学理学部生物学科卒業。琉球大学理学部教授。専門は哺乳類生態学、特にネコ科動物の生態を研究している。イリオモテヤマネコ、ツシマヤマネコ、沖縄の動物などの野外調査を現在も継続中

平出衛[ヒライデマモル]
1956年、東京生まれ。学生時代、漫画制作に熱中し、雑誌に作品を発表。早稲田大学卒業後、絵本の世界に魅せられて、現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

66
ノラネコの研究者がオーストラリアの野生ネコを観察した記録絵本。大草原で狩りをして生きているネコたち。このネコたちの先祖は、ヨーロッパからつれてこられた町のネコです。しかも、野生の草原暮らしから町のネコに戻るものもいるとか。住む場所にあわせて、しなやかに暮らしを変えていくネコたちの能力の高さにビックリです。ノネコというネーミングには何か野生のワイルドさを感じます。実際、アナウサギの子を狩って、自身の子供に与えている姿は野生動物そのものです。挿入されている絵も、可愛らしい中に野生を感じます。2018/11/12

まるる

56
『ノラネコの研究』がとても良かったので、こちらも読んでみました。街に住んでいればノラネコ、大草原に住んでいるからノネコ。なるほど、たった一文字違うだけで、かなりワイルドな生態になるんだな。ウサギの巣穴を住み家にしてるのもビックリ。共存ではなく強制間借りなんだもの(笑) 猫も野生動物なんだなぁと実感しました。2016/04/25

アナクマ

32
オーストラリアに猫が持ち込まれたのは200年前(他にキツネ、アナウサギ、ブタ、ヤギ、ウマ、ラクダも)。野生化して草原に生きるノネコの観察記。◉「地図を作りました。つぎにネコの顔をおぼえて名前をつけます」ネコ6家族、キャンベラから500kmのヤソン自然保護区にて5ヶ月間。地道な観察の日々がうらやましい。道具は自動車と望遠鏡、電波発信機。わかりやすいイラストは前作と同じコンビ。◉あとがき「ワルモノにしないで」までが必読。当然ながら移入動物の問題に触れ、人間の勝手な都合なのだと釘を刺す。96年刊。2020/12/29

ネムコ

22
絵本の体裁の、オーストラリアの野生の猫観察記。オーストラリアでは普通の猫が人に依存せず、自力で野うさぎなどを狩って生きているものもいるらしい。それを聞いた伊澤さんは五ヶ月のフィールドワークに出掛けます。主食はウサギ。ワシやキツネなどの外敵から身を守り、子育てし、切羽詰まったら町へ行ってエサをもらい「町のネコ」になったり。猫にとっての幸せについて考えさせられました。2021/04/10

たまきら

22
絵につられました。人間が持ち込んだ動物(猫、ウサギ)がオーストラリアで野生化している姿にびっくり。オタマは食いつきませんでしたがオカンが興味津々でした。2016/11/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8080326
  • ご注意事項

最近チェックした商品