著者等紹介
清水たま子［シミズタマコ］
１９４９年埼玉県浦和市生まれ。跡見学園短期大学生活芸術科卒業。美術評論家久保貞次郎氏に師事。１９８５年から２０１２年までメキシコに在住
竹田鎭三郎［タケダシンザブロウ］
画家、版画家。１９３５年愛知県瀬戸市生まれ。１９５１年東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。１９６３年メキシコ美術の「魔術的リアリズム」をじかに見るため渡墨、以来現在も在住。１９７８年メキシコ外務省よりアギラ・デ・トラテロルコ賞を受賞。１９７９年より先住民文化の中心地オァハカ州の州立自治ベニート・ファレス大学に美術教授として勤務、若手の育成に力を注いでいる。２００８年シンザブロウ・タケダ全国版画ビエンナーレを開始。２０１２年瑞宝中綬章受章（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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たまきら
31
ディエゴ・リベラを思わせる、メキシコのことを良く知っている人だから描ける様々な象徴にワクワクしながら読み進めました。お話自体ととても楽しいですが、とにかく絵が素敵！後書きで画家さんのことを知って感動しました。2020/02/21
mntmt
16
メキシコの民話。絵が芸術的。2020/08/21
おはなし会 芽ぶっく
16
メキシコ、オァハカ州の太平洋に面した熱帯に、絵本に登場するウワベ族とチョンタル族の村があります。この絵本は、チョンタル族のウワメルーラ村の神話をもとに創作されたものだそうです。神さまがたくさんでてきます。生きたワニの花嫁と人間の男性が結婚式をあげる儀式は、いまでもお祭りで続いている行事です。2020/03/08
さすらいのアリクイ
15
メキシコの昔話の絵本。昔メキシコで戦争を長い間続けていた二つの国の長老が神様に呼ばれ、お互いの国から娘を若者のところに嫁がせたらどうかという提案が。そしてある国はハチドリの娘さん、もう１つの国はワニの娘さんを嫁に嫁がせることに。ハチドリの娘さんもワニの娘さんも不可思議な出来事が起きたあと人間になるという内容。人間の服装や神様、お嫁さんを乗せた舟の装飾など絵本の絵がメキシコ的で、話も戦争を防ぐための結婚という重たい設定はありますが、のんびりした感じ。メキシコってこんな感じなのかなとか思いながら読みました。 2018/12/23
花林糖
14
（図書館本）メキシコに伝わる神話・祭祀などが元話。仲の悪い部族間の政略結婚のお話。絵も雰囲気良く素敵で、メキシコなので絵のモチーフがマヤ文明してるのがお気に入り。2016/04/02
