著者等紹介
なかがわりえこ[ナカガワリエコ]
中川李枝子。1935年札幌に生まれる。保育園に勤務のかたわら創作をはじめた。1962年に出版された童話『いやいやえん』(福音館書店)は、厚生大臣賞、サンケイ児童出版文化賞などを受賞。1980年『子犬のロクがやってきた』(岩波書店)で毎日出版文化賞受賞。東京都在住
やまわきゆりこ[ヤマワキユリコ]
山脇百合子。東京に生まれる。上智大学卒業。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紫綺
79
おかしってとても重要な役目を担っているんだな。ただ美味しいだけじゃないんだ(笑)。2014/01/11
よこたん
58
“おかしも粉やたまごやバターを使ってつくるのに、もしかして、人間にはもう1つ、おかし用のおなかがあるのかしら。おかしはとくべつ。ごほうびですもの!” 表紙がとにかく可愛らしい。なおきくんが、生まれて大きくなっていくあいだに口にしたお菓子。お腹を満たし、心を満たし、笑顔を運んでくるお菓子は、食べ物全体の中で、きっと特別な存在なのだろう。素朴なもの、家庭の手作りのもの、お店自慢の趣向を凝らしたもの、それぞれに味わいがあり、そこに優劣はない。孫への愛情いっぱいの、おばあちゃん作の「ニンジンケーキ」がおいしそう。2021/06/13
ちえ
41
ぐりとぐらコンビの絵本を探して見つけたこの本は「たくさんのふしぎ」の一冊。大人にとっておかしは自分へのプレゼントやご褒美、楽しみの面が大きいかもしれない。子供にとってのおかしは体を作っていく食事、大切な栄養。きょうだいや友達と食べるおかしで幸せになったり、喧嘩していても仲直りしたり。読んでいて幸せになる。ところどころのページにあるねこちゃんのメッセージがかわいい。読み終わって表紙を見てまた嬉しくなった。ぐりとぐらでもおかしが沢山出てくる。お二人のメッセージがそのまま伝わってきた。2022/10/15
はるぽん🐰道草中🐱
37
おかしは食べるだけじゃない、いろんな役目があるんだね。確かにおかしを食べると、おいしい、しあわせ、ホッとしたり元気になったり♪おかしの魅力が、ぐりぐらコンビの中川さんと山脇さんの絵と文で書かれていてホッコリ、懐かしい気分。文中から 〜もしかして、人間にはもう1つ、おかし用のおなかがあるのかしら〜。うん、きっとそう(*^^*) 2017/09/04
gtn
29
我が子が母乳から離乳食に切り替わった時のことを思い出した。その時、子供は人から与えられる存在ではなく、自ら求める一人の人格であることに気が付いた。2024/05/07