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日本傑作絵本シリーズ
はじめての旅

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  • サイズ B4判/ページ数 31p/高さ 24X31cm
  • 商品コード 9784834080100
  • NDC分類 E
  • Cコード C8795

著者等紹介

木下晋[キノシタススム]
日本の代表的鉛筆画家。1947年富山市生まれ。中学時代に富山大学の研修会に参加し、彫刻と絵を学ぶ。画家の麻生三郎、美術評論家の瀧口修造らと出会う。美術批評でも知られた現代画廊の洲之内徹に認められ作品を発表。1981年渡米。鉛筆によるモノクロームの表現の可能性を追求。現在、金沢美術工芸大学大学院博士課程専任教授、武蔵野美術大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ルピナスさん

61
この絵本を子供と一緒に読んで質問されたら、なんとこたえようか。火事で家が焼け母親は家を出て行く、貧困、迎えにきた母親と転々と移動しながらの生活、旅の終止符を打つことになった母親が昔好きだった方のお墓参り。まとめて、人生にはどうしようもない流れというものがあって、踏ん切りをつけて前進するために必要な時間というのは、人によって違うのだろうね、でも、おかあちゃんのぼくに対する愛情はしっかり受け取ったね、というだろうか。難しい。何かを感じられればそれで良いのだろう。世の中全ての事に説明がつく訳ではないのだから。2023/07/22

Smileえっちゃん

32
以前読んだ「ハルばあちゃんの手」の作者。B10からH10までの鉛筆でとてもリアルに描かれている。火事で焼け出され、山の中の小屋での生活はケンカばかりの毎日。幼い子供を置いての母の家出。6歳になった頃、帰ってきた母とお金がない為、働きながら歩いての旅が始まる。行きついたところが、昔好きだった人のお墓・・・その後何日もかけて家に戻り一緒に暮らす。これは作者の子供の頃の体験をもとに、子供の目から見た母親の姿が書かれている。旅の意味は子供にも分からないし、私にも理解できなかった。2015/11/13

とよぽん

31
背表紙の名前を見て、富山出身の画家だと手に取った。絵本も描かれているのが意外だった。鉛筆のみで22段階の濃淡をつけた絵は、少年や母親の不安な気持ちや苦しみを巧みに表していた。2019/11/23

gtn

30
先の見えない人生を送る覚悟を決めるため、母にはこの旅が必要だったんだろう。2022/03/01

たまきら

30
奇妙にうまいのに奇妙にどこかがいびつな絵が不安を催すというか・・・。ドキドキしながら読みました。不思議な不思議な旅のおはなしです。親が男で女だということを知ったとき、子供は少し不安になる気がします。私が夫と手をつなぐと必ずいだに入ったり・・・なんというか、その不思議な感覚が伝わってくるおはなしでした。オタマさんは興味を示さず。2018/05/10

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