内容説明
おじいちゃんがもってきた卵から、ある日、ゴマつぶみたいなスズムシの赤ん坊が生まれた!卵から孵化し、脱皮、羽化、そして夏の大合唱。秋には次の世代に命をつなぐ。おじいちゃんの手紙や電話に教えられながら友だちのように接し、暖かなまなざしを注ぐ少女とスズムシとの半年間の暮らしを描く。著者、木坂涼の10数年の飼育経験から生まれた絵本です。
著者等紹介
木坂涼[キサカリョウ]
1958年、埼玉県生まれ。詩人
廣野研一[ヒロノケンイチ]
1982年、埼玉県生まれ。北里大学水産学部卒業後、東京デザイン専門学校イラストレーション科卒業。現在はフリーのイラストレーターとして主に生物関係のイラストを描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆうまっき
43
この夏休み、家でスズムシを飼って息子と観察してるのですが、こちらの絵本がスズムシのことがわかりやすい絵と文で描かれていてとても参考になりました。この絵本の通りにうちのスズムシも脱皮して成虫になり今はリンリンと涼しげな音を奏でています。2018/08/21
chiaki
37
秋の気配が感じられると聞こえてくるスズムシの音。著者は2013年時点で19世ものスズムシ君を育ててきているそうで、本書は著者流スズムシの飼い方!スズムシの一生の観察日記的な1冊。スズムシってわりと雑食!?きゅうりやナスなんかの野菜を食べるのは知ってたけど動物性たんぱく質ものも食べるんだ!バランス良く与えてあげなきと共食いにつながるのだとか…。ひえ〰️!脱皮して脱いだ皮も食べちゃうんだね。スズムシの知られざる生態とその一生に驚きでした。1年生生活科に合わせて紹介予定本。2020/09/21
雨巫女。
14
《書店》スズムシは、小さい頃飼ってました。鳴き声が好きだったけど、かなり増殖して、近くの山に…。m(__)m。ごめんなさい…。2013/06/27
いっちゃん
10
また飼いたくなる。野菜ばっかりあげて、鰹節なんかやったことなかったから、反省。生き物を飼うときは、ちゃんと調べないといけないな。2021/01/12
遠い日
10
木坂涼さんが虫の本とは珍しいと思っていたら、あとがきにてご自身でもう18年も飼われているとのこと。懇切丁寧な飼育の方法、コツを披露。卵から育てたら、それはもう愛情が湧くことでしょう。何回かは我が家でも飼ったことはあるのだけれど、こんなに何世代にもわたって飼うことは、それはそれは大変なことだと、感心してしまう。2014/11/18