世界傑作童話シリーズ
ワシのゴルゴ―ニルスが出会った物語〈5〉

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  • サイズ B5判/ページ数 47p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784834027686
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8097

内容説明

二十世紀の初め、のちのノーベル賞作家セルマ・ラーゲルレーヴが、六年の歳月をかけて書きあげた名作『ニルスのふしぎな旅』。いたずらがすぎた罰として小人の姿に変えられた男の子ニルスは、ガチョウの背中に乗ってスウェーデンじゅうを旅し、行く先々でさまざまな物語と出会います。その物語から六つを選んで、美しい挿絵とともにお贈りする魅力的なシリーズ―五巻目は、最北部ラップランド地方が舞台です。小学校中級から。

著者等紹介

ラーゲルレーヴ,セルマ[ラーゲルレーヴ,セルマ] [Lagerl¨of,Selma]
1858年、スウェーデン中部ヴェルムランド地方モールバッカに生まれる。1885年、師範学校卒業後、スウェーデン南部スコーネ地方で教職に就く。1891年『ヨスタ・ベーリング物語』で作家デビュー。1895年に教職を退いたのち、作家活動に専念し、1909年、女性初かつスウェーデン人初のノーベル文学賞を受賞。1940年、モールバッカの自宅で死去

菱木晃子[ヒシキアキラコ]
1960年、東京に生まれる。慶應義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学ぶ。現在、北欧の児童書を中心に翻訳に活躍。2009年、スウェーデン王国より北極星勲章受章

平澤朋子[ヒラサワトモコ]
1982年、東京に生まれる。武蔵野美術大学卒業後、フリーのイラストレーターとしてさまざまな媒体で活動。児童書の装画、挿絵を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

52
【絵本】【ニルスシリーズ5作目】最北部ラップランドが舞台。今回もがんの群から逸れてしまったニルス。ストックホルムの野外博物館スカンセンに売られてしまう。そこで猟師に捕まり売られてきたワシのゴルゴと出会う。ゴルゴとがんの群の隊長アッカとの物語が語られる。5作目は泣ける内容。産みの親、育ての親、血の繋がりや種族を越える親子の情愛。882019/03/26

mntmt

17
シリーズ5作目。親がいなくなってしまったワシの子は、アッカに育てられる。2016/04/18

タンタン

6
『ニルスのふしぎな旅』の絵物語として読む。アッカに育てられた鷲ゴルゴの話。ガンとしての穏やかな日々を捨てて鷲として誇り高く生きるゴルゴ。2020/01/19

遠い日

6
みなしごとなったイヌワシのひなをゴルゴと名付け、育てることにしたガンの隊長アッカ。アッカの情けの深さと、ゴルゴの引き裂かれた自己存在の孤独とに、気持ちがゆれる。ガンと共にガンとして育ったゴルゴに訪れる、ワシとして生きる決意はほんとうに切ない。訣別を言い渡したアッカの気持ちも、外に表した怒りばかりではなかったはずだ。ゴルゴのアッカへの沈黙の誓いが気高く香る話だった。2013/02/28

timeturner

4
ヒナの頃のゴルゴが生意気だけどかわいい。途中でどうなるかとドキドキしたけど納得のいく、でもちょっと寂しい結末だった。2016/03/06

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