内容説明
自然豊かな農場でそだった少女シルビアは、やがて海に出会い、その豊かさに心をうばわれます。もっと深くもぐりたい。もっと海を知りたい。いっそ海の中で暮らしたい。やがて、シルビアは海の生き物や環境を研究する海洋学者となり、もち前の行動力で、願いをかなえてゆきます…。海を愛し、環境保護に力を注ぐ海洋学者、シルビアアールの生き方をつづる伝記絵本。
著者等紹介
ニヴォラ,クレア・A.[ニヴォラ,クレアA.] [Nivola,Claire A.]
作家、画家。ノーベル平和賞を受賞したワンガリマータイを描いた『その手に1本の苗木を―マータイさんのものがたり』(評論社)など、数多くの子どもの絵本を手がけてきた。米国マサチューセッツ州在住
おびかゆうこ[オビカユウコ]
小比賀優子。国際基督教大学教養学部語学科を卒業。出版社勤務、ドイツ留学を経て、現在は子どもの本の翻訳や創作にたずさわっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小夜風
22
【図書館】海を愛し、環境保護に力を注ぐ海洋学者、シルビア・アールさんの伝記絵本。海無し県に住んでいるので、海のことなんて殆ど無知な自分。知らない世界を覗き見ることって怖くなる…だから頁をめくるのがドキドキしましたが、美しい絵に癒されました。よく見ると表紙のタイトルに可愛い仕掛けが♪私のように何も知らない人に素敵な世界を教えてくれる、そして大事なことを知らせてくれる、そんな絵本。2015/05/22
mntmt
19
この絵のように、海も繊細で綺麗なんですね。2016/12/11
遠い日
9
この主人公、海洋学者のシルビア・アールのように、好きな物事に、憑かれたように没頭し、邁進する人には尊敬の念を抱き、感動を覚える。知りたい、理解したい、もっともっと……と突き進んでいくそのエネルギーに圧倒されるのだ。「海について知ろうとしなければ、海のことを本気で心配することも、守ることもできない」ということばの切迫した現実が印象的だ。2017/06/25
どあら
8
海洋学者 シルビアアールは凄い人ですね(^^)d2014/12/01
ユエ
5
自分のまわりの身近な生き物、いのちのことを とにかく好きになれば、そのことについて知りたくなる。そばで過ごしたくなる。よくある、くどくどといのちのことを語っていなく、自然と”慈しむ”気持ちが育まれるような絵本です。2013/10/31