世界傑作童話シリーズ<br> 風の魔女カイサ―ニルスが出会った物語〈2〉

電子版価格
¥1,540
  • 電子版あり

世界傑作童話シリーズ
風の魔女カイサ―ニルスが出会った物語〈2〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 55p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784834027303
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8097

内容説明

二十世紀の初め、のちのノーベル賞作家セルマ・ラーゲルレーヴが、六年の歳月をかけて書きあげた名作『ニルスのふしぎな旅』。いたずらがすぎた罰として小人の姿に変えられた男の子ニルスは、ガチョウの背中に乗ってスウェーデンじゅうを旅し、行く先々でさまざまな物語と出会います。その物語から六つを選んで、美しい挿絵とともにお贈りする魅力的なシリーズ―その二巻目は、中部ネルケ地方が舞台。小学校中級から。

著者等紹介

ラーゲルレーヴ,セルマ[ラーゲルレーヴ,セルマ][Lagerl¨of,Selma]
1858年、スウェーデン中部ヴェルムランド地方モールバッカに生まれる。1885年、師範学校卒業後、スウェーデン南部スコーネ地方で教職に就く。1891年『ヨスタ・ベーリング物語』で作家デビュー。1895年に教職を退いたのち、作家活動に専念し、『エルサレム』(1901‐1902)、『ニルスのふしぎな旅』(1906‐1907)などを発表。1909年、女性初かつスウェーデン人初のノーベル文学賞を受賞。数多くの名作を残し、1940年死去

菱木晃子[ヒシキアキラコ]
1960年、東京に生まれる。慶應義塾大学卒業後、スウェーデンのウプサラでスウェーデン語を学ぶ。現在、北欧の児童書を中心に翻訳に活躍。2009年、スウェーデン王国より北極星勲章受章

平澤朋子[ヒラサワトモコ]
1982年、東京に生まれる。武蔵野美術大学卒業後、フリーのイラストレーターとしてさまざまな媒体で活動。装画、挿画を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

58
【絵本】【ニルスシリーズ2作目】ケチで不親切な人に厳しい風の魔女カイサの話。35歳の農場主が心を入れ替える。人は変わりたいと思った時、いつでも変わる事が出来るのだなぁと心が温かくなった。812019/03/21

anne@灯れ松明の火

19
読友さんご紹介。シリーズ2。「風」だから、カイサには実体はない。でも、さりげなく登場し、大事な役割を果たしている。勿論、ニルスの活躍もあったからこそのハッピーエンド(*^_^*) 倹約とケチは違う。その人その人にあったやり方があっていい。農夫のお母さんが健在で良かったなあ。平澤さんの絵は、本当に素晴らしい♪2014/09/21

しろくま

13
ちょっと暗くて切ない話ですが、いい話でした。大人向け!?ケチと倹約は違う。十分過ぎるものを持っているのに、人に冷たくするとどうなるのか…。そして、やり直すことができるのか…。2020/11/15

ケニオミ

8
待ちに待った「ニルスが出会った物語2」です。今回のニルスは端役で、中心は亡くなった父親の教えに忠実のあまり、ケチと周りから思われている若い農場主と、かつて彼に飼われていた年老いた馬の話です。事前に何の話もなく、売られてしまった馬を買い戻すという若き誓いも忘れてしまい、件の年老いた馬を買い戻すチャンスも「お金の無駄」と切り捨てた農場主。今までのやり方が正しかったのか逡巡を始めます。その結果は・・・。読んでからのお・た・の・し・み。それとなく逡巡を促す風の魔女カイサのやさしさがお話を進めてくれます。2012/07/15

タンタン

6
『ニルスのふしぎな旅』の絵物語として読む。父の跡を継いだ農場主。父と同じように無駄な事をせず人にも厳しくしてきた。嵐の晩、雨宿りを乞う2人の少女と馬たちに主人は我が身を振り返る。イラストがいい。風の中のカイサはイラストだけに描かれている。2020/01/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4955278
  • ご注意事項