内容説明
月曜日の朝、目覚めてみると、お父さんが牛になっていた。りっぱなツノを生やした、白黒まだらの大きな牛だ。お母さんもお姉ちゃんもぼくも、ただただボーゼン。とにかくエサはやんなきゃなんないし、おしっこやフンのしまつは大変だし、会社からはいろいろたずねてくるし、近所のおせっかいおばさんは首をつっこんでくるし…。ああ、ぼくたち一家は、いったいどうなっちゃうんだろう!?小学校中級から。
著者等紹介
晴居彗星[ハレイスイセイ]
1986年高知県生まれ、神奈川県育ち。小学生のころにマンガを描きはじめたことがきっかけで創作のおもしろさを知り、やがて演劇や映画の制作に没頭。2007年、自作朗読の表現力を競いあうイベント「詩のボクシング」に出場、第7回全国大会チャンピオンとなる。以後、朗読関連イベントやパフォーマンス企画への出演、主宰する朗読系ユニット「しずくろん」の活動などと並行して、かねてより志向していた物語の執筆に本格的に取り組み、『お父さん、牛になる』
ささめやゆき[ササメヤユキ]
1943年東京生まれ。出版社勤務後、ヨーロッパ、アメリカへ遊学、フランス・シェルプール美術学校に通う。ベルギー・ドメルホフ国際版画コンクールで銀賞、『ガドルフの百合』(宮沢賢治作/白泉社‐偕成社)で小学館絵画賞、『真幸くあらば』(小嵐九八郎作/講談社)で講談社出版文化賞さしえ賞、『あしたうちにねこがくるの』(石津ちひろ文/講談社)で日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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