著者等紹介
八百板洋子[ヤオイタヨウコ]
1946年福島県生まれ。ソフィア大学大学院留学。訳詩集『ふたつの情念』(新読書社刊)、『吸血鬼の花よめ―ブルガリアの昔話』(福音館書店刊)で、それぞれ日本翻訳文化賞を受賞。『ソフィアの白いばら』(福音館書店刊)で、産経児童出版文化賞、日本エッセイストクラブ賞を受賞
佐々木マキ[ササキマキ]
1946年、神戸に生まれる。イラストレーター、絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
52
ナスレディンと弟子のアフメッドは、道端で倒れている裁判官を見つけ、上着とターバンを頂戴する。ナスレディンは今から約800年前に生まれたという伝説の人物らしいが、、、人の物を盗るって結構悪いよ~(笑)2024/11/03
chiaki
48
『絵本で世界を学ぼう!』トルコ代表。トルコの昔ばなしで、中央アジアなど周辺諸国の人たちにも長く語り継がれるナスレディン・ホジャのおはなし。『ナスレディンと裁判官』『ナスレディンのおいのり』『スイカとクルミ』『ロバになった男』の4話が収録。日本の一休さんのような吉四六さんのようで、とても知恵があって愉快!佐々木マキさんの絵も、このおはなしのユーモアさを引き出していてとてもいい!長女もすごく気に入っていました。ホジャのおはなし、他にも読んでみたいです。2021/05/06
ヒラP@ehon.gohon
25
なんともとぼけた小噺集です。 佐々木マキさんの絵が、絶妙に効果的です。 ナスレディンは頭がいいのか悪いのか、成功談と失敗談の繰り返しに、笑ったり呆れたり、コントのようなのりに、気分も癒やされました。 気分転換したい時に良いかもしれません。2023/08/05
gtn
22
聖職者を装っていても、一皮むけば俗な人間。それをナスレディンという庶民が暴くのも小気味いい。トルコにも落語がある。2021/08/26
紅花
14
ちょっと一休さんを思い出した。国や宗教の違いが漂いながら、人として生きることの基本は万国共通なんだね〜とも思ったり。子供たち熱心に聞いていた。他の方のレビューに一人読みように書かれた本と書いてあったけど、私も、これ読み聞かせに使いたかった!2015/01/06