出版社内容情報
かぼちゃの中から祭り囃子!?心の優しい百姓夫婦が、楽しそうな祭り囃子が聞こえてきたので行ってみると、畑で大きく育ったかぼちゃからでした。中を見ると小さな人たちが楽しそうに輪になって踊っていました。ある日太鼓が壊れ、お囃子が聞こえなくなってしまったので、おじいさんが小さな太鼓を作って入れてやると、小さい人たちはおじいさんにお礼の団子をくれました。団子を食べた夫婦は、不思議なことに小さくなり、そのかぼちゃの中に入っていきました。
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内容説明
ある日かぼちゃから祭り囃子が聞こえてくるので中をのぞいて見ると…。月刊物語絵本「こどものとも」のバックナンバーから人気の作品をハードカバーでお届け。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
41
松岡享子さんによる日本の創作昔ばなし。心の優しいお百姓夫婦が丹精込めて育てたかぼちゃが、夏、ようやく実ります。その中に、ひときわ大きくて、祭り囃子の聞こえるかぼちゃがあって…。なんともファンタジーな展開!!意外な結末にも驚きでした。お箸でちいさな太鼓をかぼちゃの中に入れる場面に、ドキドキわくわくしました♡秋野不矩さんの絵、どれもこれも見事なアングルに魅せられます!!2021/03/29
みつばちい
29
三、四年生10人に読んだ。ちいさなたいこを箸で摘んでカボチャの中に入れてあげる場面に1番ぐっときたようだった。最後はおじいおじいさんおばあさん中に入ってしまい、ちょっと驚いていた。2022/06/29
><
22
初版2011年。心優しいおじいさんとおばあさん、そしてかぼちゃがお話の中心になっています。絵の一つ一つがストーリーにすごく合っている。特に、太鼓を作っているシーン、お箸でつままれた太鼓のシーンや、穴を覗いてみると・・・のシーン、お礼のお団子を食べるシーンはワクワク。読み終わった後、とても爽やかな気持ちになりました。2014/03/28
たーちゃん
19
息子気に入ったようで、読み終わったあとにもう一回になりました。そして「これまた外に出られるのかなぁ?」と言っていました。2022/12/28
うとうと
17
心優しいおじいさんとおばあさんが育てた大きなかぼちゃの中から祭り囃子が聞こえ、覗くと小さな人たちが太鼓と笛に合わせて楽しげに踊っていた。ある日太鼓の皮が破れたのを知ったふたりは新しい太鼓をこしらえてプレゼントする。すると。。/昔話のような不思議なお話。これはハッピーエンドなんだろうか。ちょっとこわいぞ。2023/01/01