内容説明
丘の上で生まれたノエンドウ。早く外の世界を見たいと願っていると…。月刊物語絵本「こどものとも」のバックナンバーから人気の作品をハードカバーでお届け。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
45
自然の豊かさを感じさせてくれる絵本だった。えんどうまめがさやの中で成長して、秋になるとはじけ飛んでいく。全ては、のえんどうの母さんと太陽の愛情によるもの。文も絵もやさしいお話。2024/08/17
ヒラP@ehon.gohon
32
野に咲く花だからノエンドウ、調べたらカラスノエンドウとか、自然に育つ雑草でしょうか。 畑のエンドウマメと違って、自然の中に生きているから、緑の服のまま取られてしまうことのない、本当の一生をとげるのでしょう。 擬人化されて描かれている中に、命のありがたみ、親の愛情、とてもさりげなく愛情が込められていると思いました。2022/04/15
けんとまん1007
20
甲斐信枝さんならではの観察眼に彩られた本。そして、それに対する眼差しの暖かさと真摯な姿勢がよく伝わってくる。そうそう、そうなんだよね~、着替えて、飛び出て、眠って、目覚める・・・と、あら不思議^^2017/04/10
はつばあば
16
子供達を育て終えたお母さんの話だが、人は幾つになっても、子育て、孫育てと休む暇が無い。娘曰く「孫が見られるだけ有難いで」・・・。「あとをよろしく」のお母さんのえんどうを真似たい。2014/07/08
遠い日
11
野エンドウの成長を物語仕立てで描く。一本の野エンドウの花から実った100人の子ども。サヤの中には小さな豆。この子たちを守り、無事に外の世界に送り出す。そして、命を繋いで一生を終える野エンドウの母。豆はやがて芽を出し、次の世代の命を生きていく。小さな命のお話だが、その仕組みを思えばなんとも尊く愛おしい。2015/02/16
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