内容説明
真冬のオランダで、16人の子どもたちと担任の先生がスケート遠足に出かけます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
16
少しだけ昔のオランダの子供達が、寒い冬にスケートで遠足に行くお話で、子供達と途中に出会う人達との温かい交流にほっこり。作者本人の可愛らしくて雰囲気のある挿絵も素敵です。(1934年にアメリカで出版)2016/01/24
ぱせり
13
こんな思いですごした一日がわたしにもあった。子どものときの特別な日。それは華やぐイベントである必要はないのだろうと思います。その一日の充実、わくわく。しみじみと喜びが湧いてくる一日。なにもかもそのままそっと箱に入れてリボンをかけてしまっておいて、ときどき取り出してなぜてみて、にこっとしたくなるような一日。2009/12/02
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
4年生ブックトーク授業。教科書のおすすめ本に掲載されていましたが、今回はリストから外しました。2019/12/10
頼ちゃん
10
以前「銀のスケート靴」を読みましたが、オランダといえばスケートですね!カラーの絵もきれいでとても楽しく読めました。こんな遠足行きたいです。まわりの人もいい人ばかり、子供達もその大人の信頼に応えていい子ばかり。理想ですね。4年生の教科書に紹介されていて、よんでほしいけど、今の子どもはあまり手に取らない感じ。2016/11/24
杏子
8
オランダというだけで珍しいのに、スケート遠足とは。凍った運河をスケートですべっていくなんて楽しそう。途中には、お菓子や飲み物のお店なども出ていて、いかにも子供が喜びそうだし。何より、川も湖も凍りつくほどの寒い冬に負けじと、楽しんでしまうというのがすごい。作者は文だけでなく、挿し絵も描いているけれど、その絵がとてもいい。オランダの風物をよく捉えているし、スケートする人々が生き生きと描かれている。少し抑えた色調がかえって想像力をかき立てられる。今から四分の三世紀前に出版された、というのもまた驚きだ。 2010/01/26