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出版社内容情報
猟師が息子の七つの祝いのために出た猟で、13羽の鴨を仕留め、さらに鯉、ウサギまで手に入ることに。運が運を呼ぶめでたい話。
猟師が息子の七つの祝いのためにと、猟に出ようとしたところ、鉄砲が落ちて曲がってしまいます。曲がった鉄砲を携え出発した先で、最初に見つけたのは鴨。そこで撃った一発が鴨に命中、なんと13羽の鴨をつかまえます。その後も、鯉、ウサギ、キジ、キノコ、山芋、海老……と、まのいいときはこんなもの。猟師は次々に獲物を手に入れ、どっさり抱えて家に帰りました。運が運を呼ぶめでたい話。
【著者紹介】
瀬田貞二(せた ていじ)1916~1979 東京生まれ。東京帝国大学文学部卒業。児童文学の評論、創作、翻訳などで活躍。評論に『絵本論』『児童文学論(上・下)』、再話に『かさじぞう』『ねずみじょうど』『ふるやのもり』『おんちょろちょろ』『うしかたとやまうば』、訳書に『おだんごぱん』『三びきのやぎのがらがらどん』(以上、福音館書店)『ナルニア国物語(全7巻)』(岩波書店)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
47
墨で描いた絵。親子の方言による会話。素朴な語り…。こういう絵本、久しぶりに読んだかもしれないです。読んでいると、「ぼうや~よい子だ、寝んねしな」と、昔懐かしのアニメ「まんが日本昔ばなし」の音楽が流れてくる感じなのです。ある漁師が息子の七つの誕生日を祝うため狩りに出かけようとします。しかし、父親は鉄砲を誤って落として曲げてしまうのです。それを見た息子が験が悪いから出かけるなと言うのですが…。次から次へと起こる間のいい出来事は、実際にはあり得ないことだけど、痛快であり、どこか心地よさを感じてしまうんですよね。2013/03/23
chiaki
39
瀬田貞二さん、赤羽末吉さんコンビで読み比べ。こちらの猟師は、息子の七つのお祝いのため猟に出る。鉄砲使いが下手なのではなく、石臼にぶつけて筒が曲がってしまったよう。たまごやきのこ、えびやフナは『日本の民話えほん』バージョンでは登場しなかったので新鮮!「それでどっぺん わたしたちまで、いちごさかえた。」という結びの文も印象的。瀬田さんの文は"ぎしゃぎしゃ"、"ずしりずしり"、"ごしゃごしゃ"など、音がとても心地よいです。猟に出掛ける前と後の猟師の出で立ちの違い、改めて見るとすごい迫力!!!2020/12/19
ぼんくら
32
【「瀬田貞二」生誕100周年】イベント♪息子の七つのお祝いに、猟に出かけたおとっつぁ、あたるあたるえものがどっさり、ま、まのいいときにはこんなもの。いいお祝が出来たね。巻物のように続く絵に、流れるような言葉で綴られるめでたい昔話。2016/04/16
のぶのぶ
30
今回は、この「まのいいりょうし」が読みたくて、用事のついでに借りてきた。教科書とは、少し捕り方が違うが、だいたい同じ。こちらの絵本の方が、何のために猟に行ったのかが書かれていて、納得。なんて「運がいいんだ。」棚ぼただなあ。楽しいお話。年末年始に借りたので、日に余裕があるので、仕事本としても使ってみよう。2018/12/26
gtn
28
不吉な予感から、まさかのハッピーエンド。だが教訓はない。見事にない。クレイジーキャッツの「ニッポン無責任時代」の昔話版。2024/06/07
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