幼児絵本ふしぎなたねシリーズ
ちいさなき

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  • サイズ A4判/ページ数 23p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784834023992
  • NDC分類 E
  • Cコード C8795

著者等紹介

神沢利子[カンザワトシコ]
1924年、福岡県に生まれる。北海道、樺太(現サハリン)で幼少期をすごす。詩、童謡、童話の創作に長年活躍し、数々の賞を受賞。東京都在住

高森登志夫[タカモリトシオ]
1947年、千葉県に生まれる。東京芸術大学油絵科卒業。タブロー画家、絵本画家として活躍中。千葉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やすらぎ🍀

163
母なる大樹も昔々は小さな木だった。すべてはその一歩から始まり、進んだり休んだりしながら、あるとき大きな成長を遂げて、生き物の集まる大切な存在になっていく。いろんな草花の中でそっと芽生え、皆と背くらべをしていた頃が懐かしい。母の真似をしては小さな若葉を大きく広げてみせて、秋になれば共に色づき、葉を落としていく。冬にはじっと待つという。月夜のやさしさに照られて、風になびいた大樹のざわめきの下に眠る姿。いつか皆と共にこの森を守っていくのだろうと想う。ゆっくりでいい。穏やかに歩んでいれば必ず大きな木になれるから。2022/07/09

Kawai Hideki

73
どんな大木にも、赤ちゃんの木だった時期がある。そんな赤ちゃんの木に焦点を当てた科学絵本。スミレの花と背比べをしてる小さな木。お母さんは大きなカエデの木だった。草とかくれんぼしてる小さな木。お母さんは立派なカバの木だった。テントウムシとお話ししてる小さな木。お母さんは背の高いモミの木だった。赤ちゃんの木でも、秋には、お母さんと同じくちゃんと色づく。カエデの木は真っ赤に。カバの木は黄色く。モミの木は雪でも青々と。大きくなったらリスが来て遊び、小鳥が来て歌う。楽しみだね。文章も絵も素晴らしかった。2017/01/13

のぶのぶ

31
山の職場に勤めた頃、杉の赤ちゃんの木を見せてもらった。本当に道端をちょっと探せば、超ミニチュアの小さな木が生えていた。でも、大きく育つのは、きっと、、、。木が育つまでに、何十年とかかることを実感した。ミニチュアでも、親木と同じように葉が色づく。また、山に出掛けたら、探してみよう。今年、台風の影響でドングリを拾いにいったら、根っこが生えているドングリを多数見た。ドングリも種なんだよなあと実感。当たり前のことも実際に見ないと実感できないですね。2018/12/26

山田太郎

30
図書館で娘が本選んでるの待つ間に読む。感想難しいな。そんなもんかと思いつつ読んだ。昔寝る前本読んでと頼まれていたのが懐かしい。今自分勝手にドラえもんばっかり読んでるなと。2019/06/22

ヒラP@ehon.gohon

29
どんぐりや果実のタネ、銀杏など、庭に落とした小さな粒が目を出したとき、草花と背丈を競いながら、健気に伸びているのを発見したとき、思わず感動してしまいます。木の生命力の偉大さを痛感してしまいます。でも、繰り返し紹介される小さな木に、「私がお母さんですよ」と応えられる大木は、改めて素晴らしいと思います。 小さな命を見過ごさない眼、自分が親だという自負が無くては、出せない言葉のような気がしました。子どもは勝手に育つのだと、放任する親からは出てこない言葉なのではないでしょうか。小さな木からひとつ教わりました。2022/08/24

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