内容説明
水辺の村に住む虫たちが、大雨のあと、泥にはまって動けなくなりました。そこへ「とんぼたっきゅうびんセンター」のとんぼたちがやってきて、池へ連れ戻してくれました。水中の虫たちの世界が美しい絵で描かれます。
著者等紹介
ストーン,カズコ・G.[ストーン,カズコG.][Stone,Kazuko G.]
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。1973年渡米。ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
25
息子は「トンボすごいね!きっとみずくさむらに行くんだね」と言っていました。2022/06/16
ぼりちゃん
24
ほたる池の中の みずくさ村。みずすましのヒュルルンさん、あめんぼのミスター ミセス スイスイさんと娘のスケートちゃん、げんごろうのゲンさんとゴロウさん、たいこうちのタイコさんとコウチくん、まつもむしのプカプカさんが登場。相変わらずのネーミングセンス♪とんぼが9匹も出てきた時はさすがにどれが誰だか…。雨が降って災難を被ったみずくさ村を他の生き物たちが助けるお話でした。息子はザリガニ釣りをして池に落ちたこと、母は小学校の担任の先生のあだ名がゲンゴロウ先生だったことを楽しく話しました。5歳7か月2020/10/11
Cinejazz
15
〝ひろい野原に「蛍池」と呼ばれる池がありました。その中に「みずくさむら」という、小さな村がありました。そこには、みずすましの<ヒュルルンさん>、あめんぼの<スイスイさん夫妻と娘のスケ-トちゃん>、げんごろうの<ゲンさんとゴロウさん>、たいこうちの<タイコさんとコウチくん>、まつもむしの<プカプカ>さんが、仲良く棲んでいました…。ある日のこと、雨が激しく降り出すと、水辺の村の虫たちが、泥にはまって動けなくなってしまいました。「助けて―❢」…そこへ、空飛ぶトンボたちがやってきて…〟平和村を襲う自然災害の恐怖❢2025/06/03
紅花
9
他の方が書かれている、固有名詞の多さは、その名詞自体に虫の特徴をつかんでいるので、とても楽しんでいた。(読んだ相手が小学生だったからかもしれない。)やなぎむらはステキな虫たちの、ちょっとした幸せと、ちょっとした事件と、事件解決に集まる仲間たちのほのぼのとしたお話が詰まっている。こんな村に住みたいなぁ・・・このシリーズは幼児向きの本で紹介されているのかな?使ってある語彙からしても、小学生の低学年ぐらいでも、十分楽しめる。2014/06/02
Midori Matsuoka
8
『やなぎむらのおはなし』シリーズ、本作は水生生物たちが楽しく過ごすみずくさむらとみずべむらが舞台。 ミズスマシやアメンボ、ゲンゴロウなどがほたるいけで泳いだりスケートしたりしていましたが雨がはげしく降ってきて…。 泥から出られなくなった虫たちをやなぎむらの虫たちやみずべむらのトンボやバッタ、ざりがにさんも力を合わせて救出します。 池の水の涼やかさや池の下の水草が一緒に楽しめるのは絵本ならでは。 虫たちを見る目も和やかになりそうな作品。2025/05/10